おしゃれ動画のプロが新入生に贈る「変身の極意」大学デビュー(下)

大学入学を機に「なりたい自分」「見せたい自分」にイメチェンする「大学デビュー」に極意はあるのか。現役大学生の先輩たちの体験談を聞くと、化粧や服装は「まず動画を参考にした」という声が少なくなかった。ならば、その道のプロにアドバイスしてもらおう。美容系ユーチューバーの第一人者、佐々木あさひさんと、女性向け動画配信サイト、C Channelでディレクターを務める奈良理緒さんに聞いた。

顔の印象決めるのは眉の形

ささき・あさひ ユーチューブに美容情報を発信し十数年。フォロワーは94万人近く、ファンミーティングには10代から60代まで幅広い年齢層が集まるという
美容系ユーチューバー
   佐々木あさひ さん

私がユーチューブを始めたのは、大学生のみなさんの年齢に近い20代前半。そのころの私は、おしゃれにまったく自信がありませんでした。でも、当時つきあっていた彼に、もっとすてきな自分を見せたかった。それで自分なりに納得できた表情のメーク術などの動画を公開し始めたんです。すると、コメント欄に「このメーク法、いいですね!」「すごくかわいい」などと、肯定的なコメントをいただけた。驚きました。あ、私はこれでいいんだって、初めて思えました。おしゃれをあきらめなくてよかったな、って。

大学に入ったらイメチェンしたいと思っている若い人に意識してほしいことがあるとしたら、まず「形と色」ですね。形は髪形とか眉の形。色は着ている服やリップ、アイシャドー、ネイルなどの色彩です。とくに色は「変化」「違い」をすごくはっきりと出せるでしょう? いつもとは違う色のリップを使ったり、ネイルを変えたりしてみるだけで、気持ちが盛り上がります。スタートは自分の気分が一番上がりそうな色がいいかな。

形がとても大事だと思うのが眉です。顔の印象が大きく左右されるので、アイラインはやらなくても、眉は意識したいですね。ただ、似合う眉の形がトレンドと一致しているかどうかわかりません。例えば韓国発の「平行眉」は根強い人気がありますが、丸顔だと横幅が余計に強調されてしまう。似合う眉の形は人それぞれなので、プロに一度教えてもらうといいかもしれない。美容院に行ったときに、眉のカットをお願いしてみるのもおすすめです。

似合う色がわからないという人も多いかもしれないけれど、個人的な意見では、似合わない色なんてない。10~20代の肌って、まるで真っ白なキャンバスと同じなんです。どんな色も映えるので、ぜひ挑戦してみてほしいと思います。

メークするときは呼吸を忘れないでくださいね。細かい作業の連続なので、呼吸が止まりがちなんです。そうすると手に無駄な力が入って、細かいところで色がつきすぎたり、はみ出したりしてしまうことがよくあるんです。だから私は「シュッシュッ」って声に出しながらメークするようにしています。

イメチェンしたいと考えたとき、だれだって「失敗したらどうしよう?」って心配になりますよね。その心配をやわらげてくれるのは「おうちファッションショー」です。新しいリップを買ったなら、リップだけ試し塗りするんじゃなくて、きちんとお化粧して、洋服も組み合わせをいろいろ変えて、鏡の前に立ってみるんです。髪形もきちんとして、靴も履いてみるのがおすすめです。

いったんイメチェンに踏み出したら、もう一つ大切なことがあります。それは、自分自身が不安にならないということ。新しいリップ、初めて着る洋服で出かけるとき、似合っているか気になって、何度も触ったり隠したりした経験はありませんか? 不安な思いって、気づかないうちに外に伝わってしまうものなんですよね。

大学デビューをきっかけに「どんどん新しい自分に気づいてほしい」

じゃあどうするか。自分が鏡の中の新しい自分に慣れることかな。こういう自分もいいな、って。動画撮影してみるのもいいと思います。私はユーチューブに動画をアップしているので、自分のしぐさや表情が、横からはこう見える、というところまで把握しています。意外にこの表情がかわいいなとか、気づくことがあるはずです。

「大学デビュー」という言葉には、少しネガティブな響きが含まれる気がしませんか。でもね、私は素晴らしいことだと思っています。自分に関心をもって、ワクワクして一歩踏み出しているということだから。いろんなことに興味をもって、どんどん新しい自分に気づいてほしいなと思っています。

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