弱気相場は長期運用の好機 上手な付き合い方と経験則QUICKリサーチ本部 北澤千秋

では長期の資産運用をするなら弱気相場とどのように付き合えばいいのか。投資の初心者などには、投資信託を定時定額で積み立て投資をするのが最も手軽な方法だ。しょせん相場の大底を当てることはできないので、もっと安くなったら買おうなどと思わない方がいい。

リターン大きい「買い下がり積み立て法」

一方、運用期間が相対的に短いシニア層などには積み立て投資の応用編で、基準価格の高値からの下落率が大きくなるほど投資額を増やしていく「買い下がり積み立て法」がお勧めだ。例えば(1)基準価格が高値から10%下落した月末から投資額10万円で運用を開始(2)その後、月末に下落率が5%拡大していれば投資額を5万円ずつ増やして購入継続(3)下げ止まった時点で運用を中止――というルールに基づいて運用する。

ひと手間かかるし気合も必要だが、定時定額法より投資損益がプラスになる時期は早く、その後のリターンも大きくなる。インデックス型の外国株投信を対象として、リーマン危機時に買い下がったときの投資損益を試算したので参考にしてほしい。グラフで評価額が投資額を上回っていれば含み益になっていることを示す。

いずれにしても、ここからの長期運用ではしばらく含み損と付き合い続けなければならないだろう。少々憂鬱な気分にはなるが、将来の大きな果実を得るには避けて通れない過程だと割り切るしかない。

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