退職後の資産構成どうする 高リスク資産から取り崩す

日経マネー

写真はイメージ=123RF
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今回は「我が家の資産構成」を取り上げます。皆さんは「おっ、野尻はいくらくらい資産を持っているんだ」ってちょっと興味本位で読まれるかもしれません。

さすがに私の資産規模についてはちょっとお話しできませんが、資産構成についてはある程度なら話せます。そこで今回は、私がどんな投資をしているかをご紹介しながら、資産構成について話したいと思います。

47歳から始めた資産形成

私のプロフィルをご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、私は社会人としてのキャリアを山一証券経済研究所のアナリストとしてスタートしました。1997年11月に山一証券は自主廃業を発表。98年3月末に退職するまでの16年間、私は日本の証券会社の調査部門で仕事をしてきました。

その間は、個別株への投資の他自社株の持ち株会に入っているだけの資産形成でしたが、全て失敗と言っていいものです。積み立て投資を長く続けましたが、そこで購入した自社株の最後は紙切れでしたので、失敗どころか大損で終わりました。

住宅ローンだけは抱えていましたから、その後に外資系の証券会社の調査部に転職してからも、まずはローン返済を軌道に乗せることが最優先で資産形成どころではありませんでした。数年してその苦闘も落ち着きましたが、差し当たり日本株ETF(上場投資信託)を中心に、資金ができた折に投資をしていました。

フィデリティ投信に転職してから、毎月の株式投信への積み立て投資を柱にするように変更し、やっとしっかりと意識を持って資産形成に進み始めたと言ってもいいでしょう。それが47歳の時です。投資を始めた時期としては、決して早くないですよね。資産形成のセミナーでは、資産形成をいつから始めればいいかがよくテーマになりますが、自分の経験からすれば50歳近くになってからでも十分できるものだと言えます。

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資産の保守化を考えよう