クレカ自分でかざし瞬時にポイント スキミング対策もポイント賢者への道(156)

NIKKEIプラス1

写真はイメージ=PIXTA
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キャッシュレス決済の主役といえばクレジットカードです。買い物でポイントがたまってお得ですが、カードを店員に渡したり暗証番号入力を求められたりと多少時間がかかり、混雑時に利用をためらう人もいます。しかし最近、自分でカードを専用端末に近距離からかざすだけで瞬時に決済が済む非接触型のクレカが増えてきました。他人にカードを触れられたくない、スキミング被害が心配という人にも好都合です。

最近CMなどでよくみるのが「Visaのタッチ決済」。対象加盟店で端末にかざして使うクレジットやデビットカードの呼び名です。Suicaなどの交通系ICカードと同じような感覚で手軽に使えます。かざす機能があるカードは券面に電波を表すWi―Fiに似たマークがついているので判別できます。

三井住友カードなどは発行するVISAブランドを対象に従来のタイプから非接触型への切り替えを順次進めています。その他、MastercardやJCB、アメックスでも「コンタクトレス」決済という名称で発行されています。

海外の加盟店では非接触型カードを利用できるケースが多いです。ロンドンなどの地下鉄ではカードをかざして自動改札機を通れるようになっています。国内の場合、現時点では利用可能な店舗は限られます。ローソンやマクドナルド、TSUTAYA、すき家、ココスなどの店舗で対応が進んでいるくらいです。商業施設の一部でも対応は始まっています。

非接触タイプは東京五輪を機に国内でも普及していく可能性が高いです。オフィシャルスポンサーのVISAのタッチ決済は観戦会場内でも対応するようです。支払いは「クレジットカードで」と言って端末にかざし、ポイントも気軽にためてください。

菊地崇仁
北海道札幌市出身。1998年に法政大学工学部を卒業後、NTTに入社。社内システムやLモードの料金システムの開発などに携わり、2002年に退社。同年、友人と共に起業し、システムの設計・開発・運用を行う。06年、ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、11年3月代表取締役に就任。一般からプラチナまで、57枚のクレジットカードを所有。

[NIKKEIプラス1 2020年3月14日付]