仮想通貨で含み益、未上場株にも投資 悪徳業者で損も

「日経ヴェリタス」創刊以来の名物コラム。毎回1人の個人投資家を取り上げ、その人の投資歴の泣き笑いを赤裸々に紹介しています。
今回はメカニックさん(34)。週3日のジムでの筋トレが趣味。結果が出ているのが楽しいが、新型肺炎は気がかり。

2011年ころ~

メカニックさん 攻めは仮想通貨などで、株式投資はディフェンシブに

結婚を機に資産形成を本格的に考え始めた。最初は節約から始め、限界が来たときに資産を増やすほうを意識して株式投資を始めた。最初に購入した銘柄はKLab(3656)だ。当時は右も左も分からない状態だったので、読んだ本に有望銘柄と書いてあったという理由だけで投資した。

サラリーマンをしているので頻繁に売買することはできないため、配当や優待を目当てにした長期投資を意識するようにした。業種などは絞らず、利回りをみて投資先を決めている。

16年~

暗号資産(仮想通貨)には早くから目を付け、1ビットコイン=5万円、1イーサリアム=1000円くらいの時に投資した。早くから目を付けたことでおいしい思いができている。ただまだ利益確定はしていない。18年ごろのバブルの際に売れば良かったと思わなくもないが、安く買えたので将来的なさらなる値上がりを期待して宝くじ感覚で保有し続けることにしている。

17年~

新規株式公開(IPO)投資が好きでずっと応募してきたがなかなか当たらない。そのときにクラウドファンディングで未上場株に投資できることを知り、IPOを目指すベンチャー企業への投資を始めた。まだ収益化できたのは1件だけだが、20社ほどに投資している。未上場の企業は上場企業と比べて会社との距離が近いのが魅力だ。一方で17~18年にはソーシャルレンディングで失敗もした。悪徳業者を見抜けず、100万円ほどの投資が戻ってこなかった。株では大きな失敗はしていないが、用心深さが必要だ。

現在は上場株は30銘柄ほどを保有している。暴落に備えて機動的に投資に回せるようキャッシュをある程度保有しているが、2月以降の下げ局面ではまだ投資していない。仮想通貨も含めると足元の保有資産は2000万円ほどある。

[日経ヴェリタス2020年3月8日付]