ホンダ・フィット4代目 優しい顔つきでスムーズ加速

2020/3/22
モデルチェンジしたホンダ・フィット。コンセプトの「心地よさ」は本物か検証した(写真:荒川正幸、以下同)
モデルチェンジしたホンダ・フィット。コンセプトの「心地よさ」は本物か検証した(写真:荒川正幸、以下同)
webCG

ホンダの人気コンパクト「フィット」がついにモデルチェンジ。4代目となる新型は、どのようなクルマに仕上がっているのか? 使う人の「心地よさ」を追求したというコンセプトに、ホントに沿うものになっているか? 仕様の異なる2モデルに試乗して確かめた。

ホッとするデザイン

ご存じのように、新型フィットにはユーザーの好みにあわせて5つのタイプが用意されている。パワートレインは2モーターハイブリッドの「e:HEV」と1.3リッターガソリンエンジンの2種類。今回の試乗会ではパワートレインが異なる2台を取材できるよう枠が組まれており、webCGはe:HEVの「HOME(ホーム)」と1.3リッターエンジンの「NESS(ネス)」の組み合わせを選択した。駆動方式はいずれもFF。パワーが小さいほうから試乗したい質(たち)の私は、先にネスのキーを受け取った。

「健康的で快活なフィットネスライフ」がテーマのネス。案の定、名前の由来は“FITNESS”なのだが、シャイニンググレー・メタリックにライムグリーンのアクセントが組み合わされるボディーカラーはネスのみの設定で、確かに軽快な印象を受ける。それ以上に好感を抱いたのが、優しい雰囲気のフロントマスク。攻撃的な表情のクルマが増えるなか、この新型フィットは、外から眺めるだけでもホッとする。せめて、コンパクトカーや軽自動車くらいは優しい表情であってほしいと願う私にとって、新型フィットの第一印象は好ましいものだった。

早速運転席に座ると、前評判どおり、広く開放的な視界に驚かされる。細身のフロントピラーと、広くフラットにデザインされたダッシュボード上部の効果は絶大である。ダッシュボードの前面は、このネスでは明るい色のファブリック製ソフトパッドが施され、開放的な視界や、面で体を支える座り心地の良いシートなども手伝って、ますますホッとするフィットなのである。

「ネス」は内外装においてビビッドなアクセントカラーを選択可能とするなど、若々しく快活なイメージのモデルだ
細身のAピラーは、衝突時の衝撃吸収をひとつ後ろの“サブAピラー”に任せることで実現したもの。フラットなダッシュボード形状とも相まって、広々とした視界を実現している
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