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久々の名刺サイズ 超小型スマホRakuten Miniの実力

戸田覚の最新デジタル機器レビュー

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NIKKEI STYLE

携帯電話事業に本格参入する楽天モバイルが、先行している大手3社に対抗するために、スマートフォンの機種でも違いを打ち出そうとしている。オリジナルの製品で驚きの小型スマホ「Rakuten Mini」がそれだ。

今回は、この小さなスマホを詳しくレビューしていこう。

驚きの小ささ

Rakuten Miniのディスプレーサイズは、3.6インチだ。「小さくて持ちやすい」と定評のあったiPhone 4シリーズが3.5インチなのでほぼ同じサイズというわけだ。ただし、iPhone 4に比べると、上下のフチが小さいので本体はより小さくなっている。

実物を見ると、あまりの小ささに驚くこと請け合いだ。名刺と比べた写真をご覧いただけば、大きさが実感していただけるだろう。名刺よりもやや長いが横幅は狭い。面積的にはほとんど同じくらいだ。クレジットカードとも同じくらいのサイズになる。

コンパクトなことは軽さにも有利にはたらき、79グラムと、最近のスマホの中では圧倒的に軽量だ。

ポケットの中に入れて持ち歩いてももちろん負担がない。それどころか、ポケットに入れたのを忘れてしまいそうになる。スマホにしては珍しくストラップホールを装備し、首から提げて使うことも視野に入れている。

本体の構成は一般的だがeSIMになる

付属品は、充電器とケーブル、イヤホンを接続するためのアダプターとなる。充電はUSB-C端子で、最近のスマホと同様だ。本体にはイヤホン端子を搭載しないために、イヤホンで音楽を聴いたり、動画を見たりする際には、Bluetoothのワイヤレスイヤホンを利用するか、上記のアダプターを使って接続することになる。

本体には電源ボタンと、ボリューム調整のボタンを備え、サイズこそ小さいが、一般的なスマホと構成は同じだ。

最大の違いは、SIMカードスロットを持たず、SIMの機能を本体に組み込んだeSIMのみで利用できることだ。販売時には契約が必要になり、楽天モバイルの店頭とオンラインショップでのみ販売される。例えば、海外に出かけて現地のSIMカードに入れ替えて使う、といった使い方はできないのだ。

用途によって使い勝手は異なる

これだけ本体が小さいと、使い勝手が気になるところだろう。何しろ画面サイズは、名刺より一回り小さいわけだ。

画面の大きなiPhone 11 Pro Maxと比べてみるとその差には驚くばかりだ。それでも、実際に試してみると案外普通に使える。ホーム画面はデザインが工夫されており、アイコンが大きく表示され、画面をスライドすると次々に表示される仕組みだ。

例えば、ブラウザーアプリ「Chrome」でグーグルのホーム画面を表示し、iPhone 11 Pro Maxと比較してみよう。表示される情報量はやや少なくなるが、画面サイズの差ほどではない。アイコンの数も変わらないし、ニュースが1つ少なくなる程度だ。文字はもちろん小さいのだが、読めなくはないと感じるはずだ。

ところが、キーボードを利用しようとすると画面の狭さがひしひしと感じられる。特に、アルファベットキーボードを使う際には、一つひとつのキーが小さく打つのに少々難儀する。ちなみに、キーの幅は4ミリ程度だ。iPhone 11 Pro Maxは、6ミリ程度となる。

メールやLINE、ブラウザーを見るような用途なら、画面の狭さを感じつつも実用性は十分だ。逆に、ゲームや動画の閲覧は、さすがにサイズの小ささが影響して楽しみは半減してしまう。

性能は妥当なところだがバッテリーが気になる

CPUはSnapdragon 439と性能はエントリー向けだ。ただ、ビデオ編集やヘビーなゲームをすべきモデルではないので、妥協できるだろう。ブラウザーなどを実際に使ってみても、もっさりしている感じは受けない。RAMは3GB、ROMは32GBとこちらも、まあ妥当なところだろう。ただし、microSDカードの増設もできないので、写真や動画をたくさん撮るのには向かない。

気になるのが、バッテリー駆動時間だ。バッテリー容量は1250mAhしかない。最近のスマホは、4000~5000mAhあるモデルも少なくないので、相当見劣りする。本体が小さければディスプレーの電力消費は抑えられるものの、そのほかはそう変わらない。スペック的にも、連続通話5.4時間と気になる短さだ。やはり、ライトユース向けなのだ。

うれしいのがおサイフケータイを搭載していること。電車に乗るための2台目のスマホとして手に入れてもいいだろう。

カメラはスナップ程度に

カメラはシングルで、1600万画素だ。写真を撮ってiPhoneと比べてみたが、十分に納得できる画質だと感じた。というよりも、そもそもこの小さな画面で写真を見るのだから、さほど気にならないというのが実感だ。

とはいえ、カメラはシングルなので、超広角や光学の望遠は利用できない。

ライトユースに向く

価格は1万9819円(税別)で、基本的には回線契約が必要になる。なお、楽天モバイルは3月13日に端末購入サポートでポイントを付与するプログラムを発表したが、その対象機種には入っていない。スマホに通話しか求めない方なら、メインで使ってもよいだろう。おサイフケータイも利用できるのでフューチャーフォンからの乗り換えにも向く。

一般的なスマホユーザーなら、1台目ではなく2台目、3台目として使うのに向いている。最近は、おサイフケータイを搭載しない折りたたみスマホなどもリリースされているので、組み合わせて使うと便利そうだ。実物を見ると、かわいらしさに欲しくなってしまう人が多いだろう。

戸田覚
 1963年生まれのビジネス書作家。著書は120冊以上に上る。パソコンなどのデジタル製品にも造詣が深く、多数の連載記事も持つ。ユーザー視点の辛口評価が好評。

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