もうかる家計の条件 夫婦で会話、賢い支出と投資習慣家計再生コンサルタント 横山光昭

写真はイメージ=123RF
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この7年、家計のあり方は大きく変わったと感じています。このコラムの連載が始まった2012年、「収入減」「低所得」が家計に大きく影響し、徐々に増えてきていた夫婦共働きがますます増えました。それとともに家計管理の仕方も大きな変化をみせました。

夫婦別サイフ家計の増加

夫の給料を妻が受けとり、そこで家計や貯金を管理していくやり方とは異なり、夫婦別々に家計管理をする「夫婦別サイフ」が普通になっています。それとともに、夫婦のコンセンサスが取れていない家庭が増えました。これが「貯金ができない、増えない」という原因になっていたり、思いがけない借金の発覚というトラブルに発展したり。

互いにいくらの給料が出ていて、それをどう使い、いくらためているかがわからないし、お金まわりは自分は自分、パートナーはパートナーという夫婦間での悪い意味での線引きが、でき上がっているが故に起こることです。こうした家計状況は、連載開始時にはちらほらと見かけるだけでしたが、今では珍しくないケースとなりました。

「住居費、水道光熱費、生命保険料は夫、食費、日用品代などは妻」と分けたり、「毎月、共有の生活費として○○円出し合う」といったりする形が多くありましたが、結局は自分が管理しないところはうまくいきません。子どもが生まれ、教育費を準備しようとなったときや、マイホームの購入のために頭金を出すとき、ローンの借り入れ可能額を出すために年収を書くときなどに、はじめて相手のお金の状況を知り、夫婦間のトラブルに発展する場面に、イヤというほど立ち会ってきました。

少しでもお金について話し合い、共有できていれば、なくてよかったトラブルです。ですので、夫婦できちんと共有し、上手に暮らしを維持しつつ、資産を形成してほしい。そのための策を夫婦で話し合ってほしいと思っています。夫婦など家族で話をしていく、これは普遍的にずっと、お伝えし続けたいことでした。

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