3月は卒業式など、心も「あたたかさ」を感じやすい季節かも…(画像はイメージ=PIXTA)

アレルギーにまで自律神経が関与していたとは。芸能界の仕事は不規則だから、酷使している自覚はあった。田舎暮らしである程度は緩和できているつもりでいたのだが、それでもいつのまにか無理を強いていたのかもしれないな。ごめんね、私の自律神経。

特に、気温が急に低くなったときは、体温を奪われないよう毛細血管も急いで収縮する為、一気に血圧が上昇してしまう”ヒートショック”が起こる事が最近よく言われるようになった。高齢者や高血圧の場合はより注意が必要だ。トイレや脱衣所は温めて。

大事に至らなくても、冬の体は寒さから身を守るために、熱を作り出そうとしてエネルギーを消耗し続け疲労を蓄積してしまうそうで、これを最近では”寒暖差疲労”と呼ぶようになった。ダルさが続くようなら、湯船にゆっくりつかる。適度な運動をして体温と筋肉を保つ。しっかり睡眠をとる。など、簡単な方法で回復、予防ができるそうだ。

それにしても、寒暖差というのはなかなか厄介な奴だとわかった。あまりお近づきにはなりたくないね。

病院からの帰り道、信号待ちしていると、隣に制服を着た、高校生らしい少女達がいるのに気がついた。その中の1人がハンカチで目元を拭っている。もしや寒暖差アレルギー?と思ったが、よく見ると全員、手に手にきちんとリボン掛けされた淡いピンクのバラを一輪と、卒業証書を握り締めていた。ベソをかいている一人を、友人たちが笑わせているところだった。

そういう季節か…。

まだ風は冷たいが、胸の真ん中は少し熱くなった。これは良い意味の寒暖差。

高木美保(たかぎ・みほ)
1962年生まれ、東京都出身。84年、映画「Wの悲劇」でデビュー後、ドラマ「華の嵐」の主役をはじめ、NHK大河ドラマ等に出演。またバラエティー番組にも挑戦し、人気を集める。98年11月、自然と共にある生活を求めて、栃木県那須高原に住まいを移し、農業にも取り組む。現在は芸能活動に加え、講演や執筆業など幅広い活動を展開。著書多数。
「健康」「お金」「働く」をキーワードに、人生100年時代を生きるヒントとなる情報を提供する「ウェルエイジング」を始めました。
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