一方、フランス屈指の老舗ブランド、パラブーツのアイテムは「主に30代~40代に人気の一足」だ。登山靴の製作を行っていたブランドでもあるので、歩きやすさには定評がある。
「靴底は天然ラテックスのラバーソールでクッション性に優れ、全天候型でどんな装いにもマッチする一足」と田畑さんは太鼓判を押す。
スリッパ感覚で履けるスリップオンシューズ
《阪急メンズ東京》 阪急メンズ東京で毎シーズン、好評な靴の一つが「パオロバルニ」。イタリアブランドのスリップオンタイプの一足で、ともかく軽くて履きやすい。
アッパーは毛足の短い上質なスエードで、内張りを施さない「アンライニング」仕様になっている靴なので、足の当たりが心地よい。「屈曲性も良く、スリッパ感覚で履けるビジカジ向きの一足」と同店ドレスシューズ担当の長妻優太さんは話す。
ビジネスシューズといえば、「ストレートチップ」と呼ばれるひも付き靴が主流だったのがこれまでだったが、ビジカジ機運の高まりで「ローファー」人気も高まっているという。
同じく同店ドレスシューズ担当の小須田茂さんおすすめは「カルミーナ」の一足。クールビズの季節でもOKというタッセルローファーだ。
アッパーは「ハイドロカーフ」と呼ばれる撥水(はっすい)性に優れた革でできており、ソールはラバー。だから雨の日でもOKという。ソールに厚みがあるので衝撃も緩和できる。カルミーナはスペインの高級紳士靴ブランドで、おすすめは阪急オリジナルの一足だ。同店で3月24日まで開催しているシューズフェアでお気に入りの一足を見つけてみてはどうだろう。