不動産や債券に分散投資、安定収入めざし株取引は縮小

「日経ヴェリタス」創刊以来の名物コラム。毎回1人の個人投資家を取り上げ、その人の投資歴の泣き笑いを赤裸々に紹介しています。
今回は坂本慎太郎さん(40)。「Bコミ」のハンドルネームでも活動。趣味はシングルモルトウイスキーの収集。

1999年~

坂本慎太郎さん 自分で体験したものしか信じない

小学生時代にファミリーコンピューターの株取引ゲームにはまり、この頃に信用取引の仕組みを知った。投資を始めたのは大学2年生の頃で、飲食店でアルバイトをしていたが、時間がもったいないと感じてアルバイトなどで稼いだ200万円を元手に株取引を始めた。

主に投資したのは低位株や投機色の強い仕手株などだった。電通国際情報サービス(4812)は電通(現電通グループ=4324)と米ゼネラル・エレクトリック(GE)の資本提携解消で売られ、安かったので購入したがその後株価は3~4倍になって利益が出た。一方でファンダメンタルズを見ていなかったので、損したときの損失も大きかった。大学時代で結局2~3倍の利益を稼いだ。

2002年~

赤木屋証券(現赤木屋ホールディングス)でディーラーとして働き始める。ここで短期売買の仕組みを学び、損失への意識も高くなった。太陽誘電(6976)などボラティリティーの高い銘柄も購入。需給やイベント投資で稼ぎ、給与が歩合制だったので1億円以上を稼いだ。

08年~

かんぽ生命保険(7181)に転職。これまで株式投資ばかりだったが、債券運用の担当になった。債券と株式は運用方法も全く異なり、ポートフォリオ理論を学んだ。欧州債務危機で利回りが上がっていたスペイン債やイタリア債も購入。太陽光発電も固定価格買い取り制度の導入直後から投資。外国為替証拠金取引(FX)や不動産投資などポートフォリオを広げていった。

15年~

個人投資家向けに投資を指南するこころトレード研究所を開設。現在のポートフォリオは不動産が40%、債券が30%、太陽光が20%、株式が10%。資産は約1億5000万円で、安定した利子収入を目指し株式取引は縮小。最近はクラウドファンディングにも注目している。

[日経ヴェリタス2020年3月1日付]

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