もう一度言え!? 誤解を誘うyou can say that againデイビッド・セイン「間違えやすい英語・聞き手編」(38)say

相手が話した英語を誤解して受け取ってしまった。そんな体験はどなたにもあると思います。日本人向けの英語教育で豊富な経験を持つデイビッド・セインさんは「日本人が聞き手として勘違いしやすい英語表現がある」と言います。今回は「言う」「話す」という意味のsayにまつわる表現を見ていきましょう。

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今日はユウカたちの部署内で、今後力を入れて展開していくサービスに関するミーティングが行われています。全員で積極的に意見を出し合い、とても有意義な内容となり、スムーズに進みました。スティーブが提案したプランにみんな賛成の様子だったので、ユウカもそれについてひと言コメントしたのですが、それに対するスティーブの返答に戸惑ってしまいました。

それはこんな会話でした。

Steve: Going forward, we should not only promote this service to ABC Company, but also to others.
John: You're right. It's kind of a waste that we only offered it to ABC for so long.
Steve: Let's hurry and start promoting to other companies as well.
Yuka: I understand.
Steve: Okay, let's start narrowing down different companies.
Yuka: All right. We should also take this opportunity to look at conditions abroad.
Steve: Yeah, you can say that again.
Yuka: One more time? Okay, let's look overseas as well.
Steve: Yeah, I heard you.
Yuka: So...Do I need to repeat it from the beginning again?
Steve: No, that's not necessary. I think we all agree with you.

日本語に置き換えてみると次のようになります。

スティーブ:これからはABC社だけではなく、他社にもこのサービスを売り込んでいくべきでしょう。
ジョン:確かに。随分長い間ABC社にだけ提供するのはもったいないね。
スティーブ:早速いろんな会社を開拓していこう。
ユウカ:そうね、了解。
スティーブ:では各自、候補の会社を絞っておくように。
ユウカ:わかったわ。あと、これを機に海外にも目を向けるべきでは?
スティーブ:そうだね、君のいう通りだよ。
ユウカ:え? もう一度? 海外も視野に入れましょうって。
スティーブ:うん、聞いたよ。
ユウカ:じゃぁ、はじめから言い直せばいいかしら?
スティーブ:いや、必要ないよ。みんな賛成なんじゃないかな?

上記は、サービスに関するミーティング中の会話です。意見はたくさん出たものの、スティーブの意見にみんな同意しているようです。それに対するユウカの発言に、スティーブは賛成の意を表したつもりだったのですが、ユウカは自分の発言をまた繰り返しました。スティーブの使ったフレーズが理解できずに勘違いしてしまったようです。

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