波乱局面でリスク抑制が強み バランス型投信に脚光QUICK資産運用研究所 清家武

バランス型投信をリスク・リターンの大きさに基づいて分類すると、19年はミドルリスク・ミドルリターン(値動きの大きさを示す標準偏差が7%以上10%未満)のバランス型に約5000億円の資金が流入し、純資産残高は約2兆円に拡大した。

長期投資に向くミドルリスク・ミドルリターン

ミドルリスク・ミドルリターンの投信は価格が上昇しても年間リターンが10%程度になる確率が高い。年間10%程度の値上がりは、投資家が「値上がりしたが、もう少し持っておこうか」と感じる水準とされている。一方、価格が下落した場合でもリターンはマイナス10%程度になる確率が高く、投資家は比較的安定した心理状態で運用できるとみられる。老後などに備えて長期で資産形成をしようという投資家の支持を得やすい面があるようだ。

これに対してローリスク・ローリターンの投信の値動きはミドルリスク・ミドルリターンに比べ安定しているものの、価格が上昇した場合のリターンも小さい。ハイリスク・ハイリターンの投信は相対的に高いリターンが期待できるが、価格が下落したときの幅も大きくなりやすい。投資をする際は自分の運用目的、リスク許容度などを慎重に踏まえて判断することが大切だ。

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