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NEC・富士通・バイオ…売れ筋A4ノートPCを実力診断

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今日は、各社の売れ筋A4ノートを徹底比較する。今回、取り上げたのは、10万円前後から18万円台で購入できる15.6型。いずれも光学ドライブを搭載する各社の主力モデルだ。

NEC 15.6型定番ノートの代表格、ライゼン搭載でコスパ良し

NEC「LAVIE Note Standard NS600/RA」
●CPU:ライゼン7 3700U(2.3GHz )●メモリー:8GB ●ストレージ:256GB SSD(PCIe)●光学ドライブ:DVDスーパーマルチ●ディスプレー:15.6型(1920×1080ドット)●オフィス:ホーム&ビジネス2019●実売価格:12万7000円前後

【テスト結果】(注)
●PCMark10:3700●PCMark10Applications:5614●CINEBENCH R20:1516●起動時間:38秒

最初に取り上げるのは、大手国内ブランドの1つであるNECの2020年春モデル。同社の主力シリーズである「ラヴィ ノート スタンダードNS」から、実売価格が12万円台とコストパフォーマンスに優れる「NS600/RA」をテストした。

 CPUにAMD製のライゼン7を搭載しているが、実施したベンチマークテストでは、富士通を除く3機種との差は感じられなかった。価格を考えると優秀な結果といえるだろう。

ただし、キーボードの使い勝手や液晶の画質ではやや不満を感じる部分も。特にキーボードは、長文を入力する人には、「Enter」キーが小さかったり、矢印キーの形状が独特だったりする点が気になりそうだ。同シリーズは、ほかにも多彩なラインアップをそろえる。

【富士通】ワンクラス上の高性能CPUを搭載、細部まで使い勝手にこだわる

富士通「LIFEBOOK AH77/D3」
●CPU:コアi7-9750H(2.6GHz)●メモリー:8GB ●ストレージ:256GB SSD(PCIe)+1TB HDD ●光学ドライブ:ブルーレイ( BDXL )●ディスプレイ:15.6型(1920×1080ドット)●オフィス:ホーム&ビジネス2019●実売価格:18万6000円前後

【テスト結果】
●PCMark10:4397●PCMark10Applications:7912●CINEBENCH R20:2170●起動時間:24.5秒

続いてNECと並び、国内シェアが高い富士通。スタンダードノートの中からテスト機に選んだのは、「ライフブックAH」シリーズの上位機、「AH77/D3」だ。19年に発売されたモデルだが、同シリーズは20年春モデルを発売していないため、現在もこちらが最新機だ。

パソコンは、発売後、徐々に価格が下がる。この製品も同様で、発売当初は実売価格が20万円を超えていたが、現在は18万円台半ばまで値下がりしている。それでも、CPUに性能の高いコアi7の「H」シリーズを採用し、256ギガのSSDに加えて、1テラのHDDを搭載するなどスペックはかなり高い。発売間もない他社の20年春モデルよりも上のため、ベンチマークテストでは圧倒的な強さを見せた。

使い勝手も国内メーカーらしい配慮が随所で光る。特にキーボードへのこだわりは見事。2.5ミリの深いキーストロークや配列など、使い勝手も5製品の中で一番だ。液晶の発色、音質などもまずまずで総合力が高い。

(注)「テスト結果」の各ベンチマークプログラムの結果は、「PCMark10」がパソコンの総合性能、「PCMark10 Applications」がワード、エクセル、パワーポイント、エッジを実行した際の処理性能、「CINEBENCH R20」がCPU単体での演算性能を示し、それぞれ数値が高いほど性能が良い。また「起動時間」は、「BootRacer」の「フル起動テスト」で計測。常駐アプリの読み込みが完了し、パソコンが完全に起動するまでの時間となる。

【ダイナブック】写真や動画、音楽まで 使って楽しいスタンダードノート

ダイナブック「dynabook T6 P1T6MPEG」
●CPU:コアi7-8550U(1.8GHz)●メモリー:8GB●ストレージ:256GB SSD(SATA)●光学ドライブ:DVDスーパーマルチ●ディスプレイ:15.6型(1920×1080ドット)●オフィス:ホーム&ビジネス2019●実売価格:13万8000円前後

【テスト結果】
●PCMark10:3154●PCMark10Applications:5944●CINEBENCH R20:1140●起動時間:39.5秒

ダイナブックで売れ筋となっているA4ノートは、「ダイナブックT」シリーズだ。同シリーズは、上位機の「T9」から下位機の「T4」まで、全6モデルを展開。その中でテストしたのは、今春に刷新した中堅機の「T6」になる。

ダイナブックTシリーズは、スタンダードノートとはいえ、東芝時代からディスプレーに映し出す映像や、音へのこだわりが強く、その傾向は今回のT6からもうかがえる。

使い勝手の点では、光学ドライブが左側にあるため右利きの人にはやや使いづらいが、キーボードは、テンキーを含めて余裕のある配列で打ちやすい。端子類は、USBタイプCを搭載しないのが残念だ。

ディスプレーの色合いは、東芝時代のテレビで培った技術などを用いて、自然な発色。また、オンキヨーと共同開発したスピーカーを搭載しており、音質もテスト機の中では優秀だった。使って楽しいパソコンといえる。ラインアップには、16.1型液晶を搭載する上位機や、価格を抑えたセレロンモデルもある。

【バイオ】元祖スタイリッシュ、パフォーマンスも優秀なA4ノート

バイオ「VAIO S15 VJS15490411B」
●CPU:コアi5-9300H(2.4GHz)●メモリー:8GB●ストレージ:1TB HDD●光学ドライブ:DVDスーパーマルチ●ディスプレー:15.6型(1920×1080ドット)●オフィス:ホーム&ビジネス2019●実売価格:18万2000円前後

【テスト結果】
●PCMark10:3406●PCMark10 Applications:7720●CINEBENCH R20:1754●起動時間:127秒

1997年登場の「バイオノート505」でノートパソコンの歴史を変えた「バイオ」シリーズ。現在はソニーからPC事業が切り離されたが、そのDNAは今でも息づいている。

バイオというと携帯ノートを連想するが、A4ノート「バイオS15」も展開する。バイオらしい金属ボディーのスタイリッシュな外観に、ハイパフォーマンスな性能が詰まっている。「VJS15490411B」は、家電量販向けのどちらかというと廉価版だが、そんなモデルにも高性能なコアi5-9300Hが採用されている。そのためCPUパワーがものをいう「CHINEBENCH R20」のテストでは好成績だった。ただし、ストレージがHDDだったこともあり、起動時間がライバルより遅く、ほかのテストにも影響が見られた。

キーボードや端子類などには大きな不満なし。特に端子類は、アナログRGBから最新のサンダーボルト3まで全方位に対応する。液晶の色合いも良く、指紋認証センサーも装備。量販店向けの最上位モデルはSSDとHDDを搭載する。

【マウスコンピューター】10万円でコアi5&オフィス付き、薄型で狭額縁

マウス「mouse F5-i5」
●CPU:コアi5-8265U(1.6GHz)●メモリー:8GB●ストレージ:256GB SSD(SATA)●光学ドライブ:DVDスーパーマルチ●ディスプレー:15.6型(1920×1080ドット)●オフィス:パーソナル2019●直販価格:9万8800円(税別)

【テスト結果】
●PCMark10:3560●PCMark10 Applications:6558●CINEBENCH R20:1167●起動時間:25.2秒

直販中心の国産メーカー、マウスコンピューター。実用ノート中心だが、最近は本体を薄型化するなど、製品の魅力が増している。

そんなマウスコンピューターの売れ筋A4ノートは「マウスF5」シリーズ。CPUの違いで4モデルあるが、今回は「オフィスパーソナル2019」付きで10万円(税別)を切る「F5-i5」を選んだ。

まずベンチマークテストをして驚いたのは、数万円以上価格差がある他社製品と比べても遜色ない結果だったこと。今回、富士通は別格だったが、そのほかの3製品とは肩を並べている。

キーボードも改良が加えられ、テンキーとの間に通常のキーの間隔より広いスペースが空いた。またキーストロークも1.8ミリと深く、キータッチも改善している。端子類では、本体の充電にも使えるUSB PD対応のタイプC端子を搭載するなど、最新の規格にも対応。価格は上がるが、注文時にメモリーやストレージの容量アップ、Wi-Fi6への対応などカスタマイズも可能。コアi7やセレロン搭載モデルもある。

総評 継続モデルの富士通「AH77」が高評価、10万円の最安ノートも大健闘

今回テストしたA4ノート5製品は、価格帯が10万円から18万円台半ばまでと広く、性能にも差がある。こうした点を考慮せずにベスト機を選ぶとしたら、富士通の「ライフブックAH77/D3」だろう。このAH77/D3は、CPUにハイエンドのコアi7-9750Hを採用し、処理性能で頭一つ抜きん出ている。またキーボードの使い勝手も良好。良い意味で古くさく、使い手に配慮したキー形状と配列を受け継いでいる。デザインやコスト優先でキーボードの使い勝手を犠牲にしてしまうメーカーも多いなか、この点は大いに評価できる。

またイチオシに選ばなかった製品も、それぞれに良い点があった。NECはデータの読み書き速度を計測するテストをしたところ、非常に高速だった。ダイナブックは光沢感ある本体カラーで質感が良好。音質も良く、表示される映像も解像感、色合いともに好印象だった。両モデルとも国内老舗ブランドながら、10万円台前半で購入できるのも大きな魅力だ。

一方、「バイオS15」は、実際に手に取ってみると納得の高級感。スタイリッシュなデザインで、所有感をくすぐられた。

マウスコンピューターは、5製品の中で最廉価ながら、処理性能は富士通を除く3社と同等のレベルだった。使い勝手も良く、実用重視ならこちらもお薦めだ。

[日経PC21 2020年4月号掲載記事を再構成]

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