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飲み会の後は…「シメパフェ」 深夜も専門店の味満喫

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NIKKEI STYLE

飲み会後の「シメ」として、パフェを食べる「シメパフェ」が注目されている。夜に甘いものを食べたいという人からの需要や、専門店ならではの本格的な味と見た目から人気が広がっているようだ。

飲み会や食事のあとにパフェを食べる「シメパフェ」は札幌発祥の文化。札幌ではもともとバーや飲み屋で夜にパフェを提供している店が多かったが、2015年から地域の新たな食文化として積極的に発信されはじめた。飲み会の後だけでなく、1次会と2次会の間などに利用する人も多いため「夜パフェ」とも呼ばれる。

札幌市で夜パフェ専門店を3店舗経営する会社GAKUは17年10月、東京・渋谷に夜パフェ専門店「Parfaiteria beL(パフェテリア ベル)」をオープン。その頃はまだシメパフェ文化が東京に浸透していない中での出店だったという。

「最初に反応したのは札幌のシメパフェを知っている人たち。そこから徐々に東京の方々にも浸透した」(河口典剛GAKU Parfaiteria部門東京支部長)。現在は渋谷のほか池袋に系列店を構え、3月には新宿にも新店をオープン予定。度重なる出店からその人気ぶりがうかがえる。

他で食事をしてから訪れる人が多く、混み合うのは夜8時以降だという。土・日曜日は1時間以上待ちも珍しくない。河口支部長は「近年はスイーツブームだが、夜に手の込んだスイーツを食べられる店はほとんどなかった。そこに当店のような専門店が現れたことがシメパフェ人気の理由ではないか」とみる。

「パフェテリア ベル」ではフルーツやクッキー、ムースやショコラなど1つのパフェに15~20の具材が使われる。すべて手作りで、夜の開店に向けて朝から仕込む。

夫婦で来店した40代男性は「はじめて食べた時感動し、以来4回来た。個性的な見た目や、多くの味と食感が一度に楽しめることが魅力」と話した。別の40代女性は「札幌に旅行した時にシメパフェを知り、東京にもあると知って来てみた。お酒と一緒に夜に本格的な味を楽しめるのがうれしい」と感想を述べる。

20~30代の女性が複数で来ることが中心だが、男性も多い。「東京ではまだ女性客が多いが、札幌での男女比はほぼ同じ。最近、40~50代のサラリーマンの男性が数人で来店した。東京でも男性に浸透しつつあるのでは」と河口支部長は続けた。

一方、新宿にある「Roy to Silo(ロイトシロ)」もシメパフェ専門店だ。19年6月、パティシエの和志さんとパートナーの玄太さんが店をオープン。クラウドファンディングで開業資金を募り、約240万円を集めた。

営業時間は夜10時~朝3時。終電までの時間が最も混み合い、以降は近隣で働いている人のほか、交流サイト(SNS)を通じ存在を知った地方在住の人が、近くに宿を取ってまで訪れることがある。「終電前の時間は待ってもらうことが多い。それ以後は比較的空くので、カウンター席で私も客の方とゆっくり話せる」と玄太さん。

定番メニューのパフェに加え、2週間ごとに変わる限定メニューを用意。限定メニューは季節のフルーツを使ったり、クリスマスはじめイベントに合わせたりしたものが多い。限定メニューを制覇するために、定期的に訪れる人もいるらしい。

サイズが小さめでさっぱり味に調製していることも、夜パフェを提供するうえでのこだわりだ。「ジュレやソースなど、軽めの食感の素材を組み合わせている。食後に食べても"罪悪感"が少ないように作っている」(和志さん)。このため1人で2、3杯食べ、それでもまだ足りず「追いパフェ」をする人もいる。

価格は1000~2000円。決して安くはないが、若者の酒離れが指摘される昨今、2次会で居酒屋をはしごするより「別腹」をおいしく満たしたいという層をつかんだようだ。夜に本格的なスイーツを食べるシメパフェは、新定番になりつつあるのだろう。

(ライター かみゆ編集部 小沼 理)

[日本経済新聞夕刊2020年2月29日付]

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