『タイタンズ』 バットマンの相棒が新たなヒーローに2020年1月 海外ドラマ月間レンタルランキング

日経エンタテインメント!

海外ドラマで人気のジャンルとなっているアメコミ(アメリカンコミック)ヒーローもの。その新作『タイタンズ』がTSUTAYA海外ドラマ月間レンタルランキング1月度で5位に初登場した。バットマンの相棒、初代ロビンを主人公に、彼と特殊能力を持つ仲間がチーム「タイタンズ」を結成して巨悪と戦うアクション大作だ。

『タイタンズ』 (C)TITANS AND ALL RELATED CHARACTERS AND ELEMENTS TM &(C)DC & WBEI. (C) 2019 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
TSUTAYA調べ、1巻平均のレンタル数をランキング化したもの

アメコミ界はDCとマーベルの2大陣営が競っている。『タイタンズ』はDCTVシリーズの最新作だ。主人公はバットマンの相棒として活躍し、彼と袂(たもと)を分かった初代ロビンことディック・グレイソン。彼がリーダーとなり、特殊能力を持つ若者たちとチーム「タイタンズ」を結成して悪に立ち向かう。米国ではDCが立ち上げた動画配信サービス、DCユニバースのオリジナルドラマとして2018年にスタートした。

ストーリーはこうだ。謎の力を持つ少女レイチェル・ロスは何者かに狙われ、母親を殺される。彼女はデトロイトへと逃れ、そこで刑事のディック・グレイソンと出会う。彼はレイチェルをかくまうが、2人は謎の組織に追われることに。そこに、記憶を失い、炎を操る力を持つコリー・アンダースという女性と、トラに変身する能力を持つ青年ガーフィールド・ローガンが加わり、レイチェルを守っていく……。

10代のヒーローが活躍する人気コミックで、アニメ化もされた『ティーン・タイタンズ』が原作だが、明るいノリだったアニメとは異なり、本作はシリアスでダークなトーンでバイオレンス度も高い。大人向けの作風が特徴だ。スピーディーなアクションや、伏線を張り巡らせたストーリーを盛り込みながら、様々な過去や秘密を抱えた若きヒーローが苦悩しながらも団結して、やがて成長していく姿をスタイリッシュな映像で描いている。

製作総指揮にあたるのは、『ARROW / アロー』『THE FLASH / フラッシュ』『SUPERGIRL / スーパーガール』などのDCTVシリーズをヒットさせてきたグレッグ・バーランティとDCを率いるジェフ・ジョンズら。主人公のディックを演じるブレントン・スウェイツは『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』でオーランド・ブルーム演じるウィル・ターナーの息子ヘンリー役を務めてブレイクした若手俳優だ。

バットマンとの激しい対立と確執

『タイタンズ<シーズン1>』ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント

TSUTAYAマーケティングカンパニー UX・MD部 映像レンタルの後藤信之氏によると、「レンタルユーザーの男女比は8対2で、60代男性がメイン。まずは海外ドラマのヘビーユーザーと洋画好きの中高年に支持されています」。バットマンの相棒、初代ロビンが主人公とあって、往年のテレビドラマ版『バットマン』などでの彼の活躍を知る映画ファンも取り込んでいるようだ。

コミックでは、初代ロビンはやがてバットマンから独立して、マスクを着けたヒーロー「ナイトウィング」となって活躍する。ロビンの役割と名前は、様々な人物が受け継いでいき、5代目ロビンまで存在する。

『タイタンズ』ではバットマンと初代ロビンが激しい対立と確執のゆえに決別するという設定で、そこがドラマとしての見どころにもなっている。シーズン2ではバットマンが登場。バットマンことブルース・ウェインを『ゲーム・オブ・スローンズ』の人気キャラクター、ジョラー・モーモント役で脚光を浴びたイアン・グレンが演じて話題になった。シーズン3の製作も決まっており、DCの新たな人気シリーズとして定着しそうだ。

(日経エンタテインメント! 小川仁志)

注目記事
今こそ始める学び特集