脂肪をためにくい青魚 食べるなら朝食、夕食どっち?
この記事では、今知っておきたい健康や医療の知識をQ&A形式で紹介します。ぜひ今日からのセルフケアにお役立てください!
(1)朝食
(2)夕食
答えは次ページ
答えと解説
正解は、(1)朝食です。
魚油は脂質代謝を高め、体重や体脂肪の蓄積を抑えることが動物実験で報告されています。これは、体脂肪を燃焼させる細胞の働きが高まるためと考えられています。
脂肪合成を抑える
炎症を抑える
アレルギー症状を抑える
脳を若く保つ
血液をサラサラにする
夕食よりも朝食に魚油をとったほうが吸収がよく、ダイエット効果も高いといわれています。産業技術総合研究所の大石勝隆さんは、「朝食にとると、余剰エネルギーを脂肪に変える『脂肪酸合成酵素』が作られにくくなった。糖を筋肉に取り込ませて消費しやすくするインスリンの分泌を促したり、食欲を抑えるGLP-1というホルモンの分泌を高める作用も報告されている」と解説します。
一方、炎症や皮膚アレルギーを抑える作用もあります。炎症を起こす成分をDHAやEPAが抑えるため。1日4gのEPAをとると紫外線による肌の赤みが抑えられたという報告もあります。
最近は「サバ缶」や「イワシ缶」などで手軽に青魚を食べられるようになりました。ぜひ朝食にも取り入れてみてはいかがでしょうか。
[日経Gooday2020年2月25日付記事を再構成]
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