ワンタッチで音声通訳 手のひらサイズで100言語以上
注目の製品使ってみました!
●連続動作時間:約30時間●画面:2.4型(240×320ドット、タッチ対応)●通信方式:モバイルデータ通信(2G/3G/4G)、無線LAN(11b/g/n)、ブルートゥース4.2●実売価格2万6000円前後
東京オリンピックを控え、各社から翻訳機が登場しているが、今回はキングジムの「ワールドスピーク」を試してみた。155の言語に対応しており[注1]、言語は中央のボタンを押して、「言語、英語と日本語」などと話しかけて選択できる。音声以外にも、画面の言語設定アイコンをタッチして一覧から選ぶことも可能だ。
翻訳操作はとても簡単。例えば日本語から英語に翻訳する場合は、日本の国旗側のボタンを押して話しかければよい。英語の翻訳結果が画面に表示されるだけでなく、音声でも読み上げられる[注2]。
反対に英語から日本語に翻訳する場合は、米国国旗側のボタンを押し英語で話しかけるだけだ。複数の翻訳エンジンに対応しており、言語ごとに最適なものを選択することで精度をアップさせているという。日本語や英語、中国語など17の言語は、クラウド上の翻訳エンジンに接続しなくても、オフラインで利用可能。ネットに接続する必要がなく、翻訳スピードは非常に速い。
専用翻訳機は、スマホと比べて非常に小さく軽いのがメリットだ。また、ナノSIMカードがセットになったパッケージも用意しており、Wi-Fiだけでなくモバイルデータ通信も利用できる。音声出力端子を備え、ブルートゥースにも対応する。騒がしい場所ではイヤホンでも音声を確認できる。
[注1]中国で利用する場合は66言語となる[注2]音声での入力や翻訳結果の読み上げに対応していない言語もある。
(ライター 海岡史郎)
[日経PC21 2020年4月号掲載記事を再構成]
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