定年シニアが得する習慣 投資も健康も「腹七分目」経済コラムニスト 大江英樹

写真はイメージ=123RF
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最近はファスティングとかプチ断食がちょっとしたブームになっているようで、様々なメディアでそれらに関する記事を目にすることがあります。実を言うと私自身、2019年末に妻と2人で4泊5日の断食体験に出かけました。と言っても本格的な断食というわけではなく、2日間が野菜ジュースや具の無い味噌汁、そして残りの2日間で徐々に通常の食事に戻すという比較的軽い断食でした。

ところが実際に体験してみると、体に大きな変化があったのです。そもそも断食をするわけですから自然なこととして体重は減ります。それだけではなく辛い肩凝りも無くなり、体も軽くなりました。断食から戻って1カ月以上たちますが心配したリバウンドもなく、むしろ少しずつ体脂肪率が低下しながら体重も維持しています。

もちろん私は健康や医療の専門家ではありませんから、断食にまつわる医学的な効果についての知識やエビデンスについては何もわかりません。断食体験をしたあとの体の変化もあくまで私個人の経験ですし、だれにでも当てはまるというものではないでしょう。

投資と健康に多い共通点

ただ以前から私は「現代人はどうも食べ物を過剰に取り過ぎているのではないか」と漠然と感じていたのですが、今回の体験でそれを実感できたような気がしています。特に私のように60代も後半になってくると基礎代謝はどうしても少なくなりがちですから、食べ過ぎないように若い人より心がけるべきではないでしょうか。俗に言う腹八分目ではなく、シニアの場合は「腹七分目」ぐらいでちょうどいいのかもしれません。

私は健康についてはまったくの素人ですが資産運用や投資は専門分野なので、そちらの観点からいつも思うのは投資と健康にはたくさんの共通点があるということです。例えば投資で資産を増やすことと健康を維持することはどちらも幸せな人生をおくるための手段なのですが往々にしてそれが目的と化してしまう、あるいは投資も健康も専門家という人たちがそれらしいことを言っているが必ずしも全てが正しいわけではない――といったことです。そうした共通点の一つが腹七分目だと私は思っています。

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