時短・残業ゼロ… 自分働き方改革で自由時間増やそう2020年の法改正(4)

働き方改革を会社員として自分の生産性スキルを高める好機と捉え、自由時間が増えることにより余暇の充実が図れると考えられれば、あなたにとって働き方改革は大きな転換点になるでしょう。

本連載でも何度か取り上げていますが、テレワークが認められている会社ならぜひトライしてみてください。昨今の新型肺炎に伴い自宅勤務を推奨する企業が増えています。これを面倒だと考えず、テレワークを試すきっかけと前向きに考えてみるのも、マネーハック的発想だと思います。

自分に合った働き方を探してみよう

強く助言したいのは、まったく働き方を見直すつもりがない会社には早々に見切りをつけるべきだということです。

働き方改革の本質を理解できない会社は、「有給取得の義務化は夏休みに連続して取得させればいい」「残業させなければ残業代不払いの問題もなくてラッキー。でも業務効率化は特に何も支援しないけど」というくらいにしか考えていません。

制度としては存在するのに介護休暇や男性育休を事実上否定する会社、時短勤務ながらフルタイム男性と同等に働く女性を低く評価する会社、昔ながらの年功序列しか頭にない会社は、どんな変革の時期が訪れても変わることはないでしょう。

こういうブラックな会社に若い人が長くいてもムダです。あなたががんばったからといって報われない会社でもあるからです。

団塊ジュニア世代以降は特に、「マジメにがんばらなくちゃ」とこうしたダメな会社で汗をかき続けていることがあります。むしろダメな会社には見切りをつけて、「あれ、ウチの会社、社員に見放されてる?」と社長に思わせるくらいがいいのです。

ブラックな会社はたくさんありますが、社員思いの会社もたくさんあります。今はスマホひとつで転職活動できる時代です。社員の生産性向上をまじめに支援する会社を探してみてください。

あなたのプライベート事情を理解し、あなたの能力を発揮できる働きがいがある職場はきっとあるはずです。そしてそういう会社が2020年代に成長する会社となることでしょう。

マネーハックとは ハックは「術」の意味で、「マネー」と「ライフハック」を合わせた造語。ライフハックはIT(情報技術)スキルを使って仕事を効率よくこなすちょっとしたコツを指し、2004年に米国のテクニカルライターが考案した言葉とされる。マネーハックはライフハックの手法を、マネーの世界に応用して人生を豊かにしようというノウハウや知恵のこと。
山崎俊輔
フィナンシャル・ウィズダム代表。AFP、消費生活アドバイザー。1972年生まれ。中央大学法学部卒。企業年金研究所、FP総研を経て独立。退職金・企業年金制度と投資教育が専門。著書に「読んだら必ず『もっと早く教えてくれよ』と叫ぶお金の増やし方」(日経BP)、「大人になったら知っておきたいマネーハック大全」(フォレスト出版)など。http://financialwisdom.jp

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