低用量ピルで「心の怪獣」退治 更年期を乗り越える

日経ARIA

2020/2/29

「更年期=かっこ悪い」と思っていた

今は誰の前でも堂々と話せますが、以前は更年期であることを周囲にからかわれることもあって、夫にすら言えずにいました。私自身が「更年期=かっこ悪い」と思っていたからです。クリニックに行くのが大幅に遅れたのも、更年期をネガティブに捉えていたことが原因です。大切な時間を台無しにしないためにも、せっかく一緒になったパートナーと仲たがいしないためにも、更年期かなと感じたら婦人科クリニックを訪ねてみるといいと思います。 

更年期の治療を始めて、もう10年以上になりますが、今は「日々、快適」の一言。感情のアップダウンに振り回されないから、すべての人間関係がスムーズです。何より自分が楽でいい。50歳を超えて低用量ピルから、女性ホルモンを補う薬に切り替えましたが、副作用もなく快適なままです。

吉野先生、そして低用量ピルに出合っていなかったら、今の自分はなかったと言ってもいいでしょう。もし更年期の症状を自覚し、誰にも言えず不安を抱えている方がいたら、ぜひ婦人科医に相談してみてください。ホルモンの揺らぎで見失っていた、「本来の自分」を取り戻せるはずです。

葉石かおり
エッセイスト・酒ジャーナリスト。1966年生まれ、東京都出身。ラジオリポーター、女性週刊誌の記者を経てフリーに。2005年「おひとりさま」という言葉で流行語大賞にノミネート。2015年に一般社団法人ジャパン・サケ・アソシエーションを設立。国内外で日本酒の伝道師であるSAKE EXPERTを育成する。著書は『酒好き医師が教える 最高の飲み方』(日経BP社)、『日本酒のペアリングがよくわかる本』(シンコーミュージック・エンタテインメント)、『自分を磨く「ひとり時間」レッスン』(PHP文庫)、『産まない理由』(ネコ・パブリッシング)など。現在、更年期をテーマにした新刊(KADOKAWA)を執筆中

(文 葉石かおり、プロフィル写真 横山君絵)

[日経ARIA 2019年10月8日付の掲載記事を基に再構成]

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