営業部門だけでなく、観光や五輪なども担当

「大人の休日倶楽部」でシニア開拓

主に営業サービス部門を歩み50歳代手前で執行役員(大宮支社長)に。部下は倍々ゲームで増えた。19年6月に常務執行役員になり、営業部門のほか、観光やオリンピック・パラリンピックも担当する。担当部門の合計社員数は実に約1万人。日本の大企業でも次々女性役員が誕生しているが、これほど多くの社員を率いている女性企業人は珍しいだろう。

いまやJR東は単なる鉄道会社ではない。87年の発足時の売り上げの9割は運輸事業だったが、小売りやホテル、都市開発など生活関連のサービス事業が飛躍、2027年の計画では輸送と生活サービスの売上比は6:4になる見込みだ。首都圏の輸送インフラを核に地域社会全体のリアル・プラットフォーマーとしての存在感を一段と高めている。スイカの発行枚数は8200万枚に迫り、交通系カードからコンビニなど小売店で広く使える、ビッグデータを持つ地域密着型カードに発展した。

阪本さんが手がける「大人の休日倶楽部」の会員数は250万人を突破した。50歳以上のシニア層に限られ、JR東とJR北海道管内のきっぷは5%割引(男性65歳以上、女性60歳以上のジパング会員は30%割引)となる特典で会員が増えた。さらに各地のイベントや講座、カルチャースクールと連携し、「シニアの方の旅だけではなく、地域の暮らしを応援したい。地域のいいところ、いいことを探して、それをつなげ、一緒に盛り上げる」という。

国鉄からJRへ変貌した30年余りの歴史は、阪本さんのキャリアそのもの。高輪ゲートウェイなど新駅の行事や五輪関連の会議に参加したり、鉄道に乗って地方に出張したり、今日も多忙な日々をすごしている。

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