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ラディクールジャパンの会長兼CEOになった松本晃氏

ラディクールジャパンの会長兼CEOになった松本晃氏

プロ経営者の松本晃氏は、会長兼最高経営責任者(CEO)として9年間カルビーの経営を指揮した後、RIZAPグループの瀬戸健社長に請われて経営陣に加わりました。そこで1年間、構造改革に腕を振るった後、今度は中国系環境ベンチャーに招かれて日本法人代表に就任しました。数ある候補の中から会社を選んだ決め手は何だったのでしょうか。松本氏は相手企業のトップの「人としての魅力」だったと振り返ります。(前回の記事は「経理・法律・英語… 社長めざす人の松本流『13科目』」

RIZAPグループ、瀬戸社長との出会い

カルビーを辞めると決めたとき、次に何をやるか全然考えていませんでした。辞める年に、たまたまRIZAPの瀬戸さんと会う機会ができたんです。2回ほど会って、食事もしました。RIZAPの話をいろいろ聞き、面白そうだと思って、さっそく「ボディメイク」のプログラムに申し込みました。もちろん自費です。最近はちょっとサボり気味ですが、今もやっています。

2018年3月27日に記者会見を開き、6月にカルビーの会長兼CEOを退くと発表しました。その日のうちに瀬戸さんから連絡をもらい、3日後に都内でお昼を食べました。「カルビーをお辞めになるなら、ぜひともうちにきていただけませんか」とオファーを受け、ほぼ即決で承諾したんです。

社長やCEOなどのオファーはそれまでも常時ありました。そのなかでRIZAPに決めたのは瀬戸さんの人間的な魅力が大きかった。僕より30歳も年下ですけれど、非常に魅力的な人物です。よくメディアで「じじ殺し」などと書かれていますが、まさにそんな感じで、僕のような年寄りから見ると実にかわいい人です。具体的に言うと、態度がいい、姿勢がいい、そして視線がいい。話している間、視線を絶対に外さない。そして、自分を主張するのではなく、こちらの話に耳を傾ける。目上の人を尊敬する気持ちが出ている。彼のことを悪く言う年寄りは誰もいないんじゃないかな。

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