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海外で日本人醸す メード・バイ・ジャパニーズワインエンジョイ・ワイン(23)

グリーンソングス アタマイ ソーヴィニヨン・ブラン2018

ニュージーランドには日本人の醸造家が特に多い。「南半球のブルゴーニュ」とも呼ばれるほど高品質のブドウが育つのに加え、住みやすさや起業のしやすさが理由のようだ。

その中の一人、小山浩平さんは東京大学法学部を卒業し金融機関に就職。ロンドンで働いていた時にワインの魅力にとりつかれ、11年に家族と一緒にニュージーランドに渡った。現地の大学で栽培・醸造学を学び、カリフォルニアなどのワイナリーで経験を積んだ後、南島の最北端に位置するネルソン地区にワイナリーを開いた。

現在は自らのワイナリー「グリーンソングス」でワイン造りを続けているほか、18年には鹿児島県の老舗焼酎メーカー、西酒造がニュージーランドに所有するワイナリー「グラッドストーン・アーラー・ワイナリー」の栽培醸造総責任者に就くなど、活躍の場を広げている。

グリーンソングスでは、ニュージーランドを代表するブドウ品種であるソーヴィニヨン・ブランのほか、シャルドネ、リースリング、ピノ・ノワールなど多様な品種からワインを造っている。いずれも、土地の気候を反映した清涼感を感じる味わいで、値段も「グリーンソングス アタマイ ソーヴィニヨン・ブラン2018」が輸入業者希望小売価格で3300円(税別)など、比較的手ごろだ。

サトウ ピノ・ノワール ランソリット 2016

ニュージーランド南島の最南端に位置するセントラル・オタゴ地区で、夫婦そろって醸造家として活躍しているのは、佐藤嘉晃・恭子夫妻だ。共に元銀行員。転勤先のロンドンでワインを楽しむうちに、いつしか自分たちのワインを造りたいと思うようになり、退職し、06年にニュージーランドに移住。現地の大学で醸造学を学び、09年に「サトウ・ワインズ」を設立した。

セントラル・オタゴは世界で最も南極に近いワイン産地として知られるが、内陸に位置するため夏場は暑く乾燥し、果実の凝縮感の強いピノ・ノワールが生まれる。サトウ・ワインズのブドウは有機栽培か、あるいはさらに厳格なバイオダイナミック農法で、醸造は天然酵母を使い、亜硫酸塩はほとんど添加しないナチュラルワインだ。「サトウ ピノ・ノワール ランソリット 2016」(輸入業者希望小売価格9800円、税別)など値段は高めだが、ファンが多く、常に品薄の状態だ。

(ライター 猪瀬聖)


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