投信ブロガーが選ぶ人気投信 低コスト・世界分散…QUICK資産運用研究所 高瀬浩

写真はイメージ=123RF
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個人投資家の人気投票によって決まる「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2019」の結果発表と表彰式が1月中旬、都内で開催された。ランキング上位には三菱UFJ国際投信の「eMAXIS Slim」シリーズをはじめ、信託報酬が0.2%未満の投信がずらりと並び、低コスト運用への期待度の高さが改めて浮き彫りになった。

海外株式に幅広く投資したり、株式・債券・不動産投資信託(REIT)を組み合わせたりするなど投資先を分散する投信が多いのも特徴で、分配金を出さない例も目立つ。長期投資の原則とされる「低コスト」「分散」「複利効果」が共通しており、老後などに備えて資産形成を考えている初心者の投信選びの参考になりそうだ。

業界最低水準の信託報酬目指す「eMAXIS Slim」

このイベントは「消費者目線で良質な投信を選んで大きく育てていこう」との趣旨で毎年開かれており、今回が13回目。自分の運用成果や投信の選び方、業界の最新動向などをブログで情報発信している「投信ブロガー」が自分の支持する投信に投票し、得票数に応じてランキングしている。今回は最終的に221人の投信ブロガーが参加した。

ランキング首位は三菱UFJ国際投信の「eMAXIS Slim 世界株式(オール・カントリー)」。日本を含む全世界の株式を対象にして指数連動型で運用し、ETF(上場投信)を介さずに直接株式に投資する仕組みが高く評価された。

「eMAXIS Slim」シリーズは1~3位を独占し、上位10本の中に4本入った。同シリーズの信託報酬(税抜き)は同じ資産クラスで業界最低水準にする方針を示しており「安心して長期保有できる」という評価につながっている。

同社が投信ブロガーらを対象とした対話集会「ブロガーミーティング」を定期的に開催していることも支持されているようだ。ミーティングはブロガーから商品や運用、販売などについて要望や質問を受け付け、顧客本位の業務運営に生かすのが目的という。過去にはインデックス運用の仕組みや他社との比較を解説したり、ファンドマネジャーの仕事現場見学などを実施したりした。

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