街歩きにも映えるデザイン 最新ジムトレ用パンツ3選
特集 ジムトレーニングに活躍する注目グッズ(下)
「今年こそ運動をしよう!」と意気込んではみたものの、外を走るにはまだ寒く、なかなか第一歩を踏み出せないという人も多いのでは? そんな人はジムに通うのも一手。ジムであれば寒さや時間帯を気にせず運動できる。今回は、そんなジムトレーニングに活躍する注目グッズを、独自の視点でピックアップしている。
第1回は普段履きもできる厚底ランニングシューズ、第2回は通勤でも違和感のないシューズ収納付きビジネスバッグを紹介したが、第3回は街歩きにも対応するトレーニング用パンツを取り上げる。吸汗速乾性などの機能を備えながら、自宅からはいたままジムに通えるデザインのパンツを厳選した。荷物が減るうえ着替える手間もないので、ジム通いが格段に快適になるはず。
優れたストレッチ性を持つ/ニューバランス
「最近のスポーツMIXスタイルのトレンドもあり、街でもジムでも着られるシームレスなトレーニングウエアの人気が高まっている」と話すのは、ニューバランス ジャパンのPR、金子鼓氏。アスレジャースタイルの軸となるのは、細身のスエットパンツだ。街歩きにもスポーツにも対応し、なおかつ30~40代の大人がスマートに品よく着用できるデザインが人気だという。
中でもニューバランスの注目作は、内部に段ボールのような空間を持つ「ダンボールニット」を使用した動きやすいトラックパンツ「574S ウォームアップ トラックパンツ」だ。ダンボールニットは、表生地と裏生地の間に空気を蓄えられる構造のため、保温性が高い。さらにこの製品は優れた吸汗速乾性を持つ同社のテクノロジー「NB DRY」を採用しており、汗をかいてもドライな着心地をキープするという。
裾はリブ付きでスマートに見えるシルエット。細身だがストレッチも効いている。サイドのロゴテープがデザインのアクセントになっており、トレーニングだけでなくキャンプなどのアウトドアシーン、ショッピングモールや公園へのお出かけなど、休日の日常着としても活躍する。
「2019年12月上旬に発売以来、スポーツ量販店を中心に売り上げは好調に推移している」(金子氏)。トレーニング時だけでなく普段着として着用できるデザインのため、アクティブな生活を送る30~40代の男性から支持されているという。
保温性と通気性を兼備/ザ・ノース・フェイス
人気ブランドのザ・ノース・フェイスは、肉厚ながら軽量なスエットパンツを展開。立体パターンを採用することで、すっきりとした細身のシルエットでありながら、動きやすいパンツに仕上がっている。
生地には、保温性と通気性を兼ね備えたダンボール構造の3層ニットを使用。ストレッチ性に優れたニット生地を、ダンボール状の気室空間のある特殊な3層構造にすることで、保温力を高めている。
優れた吸汗速乾性を持つため、汗をかくトレーニングシーンから日常使いまで幅広く活用できる。静電気の発生を抑える静電ケア設計のため、ストレスなく着用できる点も特徴だろう。
動きやすく見た目がスマート、杢(もく)グレーのカラーリングも日常の着こなしに取り入れやすい。「スポーツからファッションまで着用シーンを選ばないので幅広い層から人気がある」(ゴールドウインのザ・ノース・フェイスPR、鰐渕航氏)
機能とデザインを両立/オークリー
2月に発売したばかりのオークリーの新作パンツは、細身のすっきりとしたシルエットでありながら、立体裁断による動きやすい作りが特徴。ルックスオティカジャパン Oakley Product Developmentの山崎裕之氏によると、「リアルなスポーツシーンはもちろん、日常的にも使えるように、機能性に富みスタイリッシュなデザインの商品を企画した」製品だという。
柔らかく保温性に優れた生地は吸汗速乾性を備え、縦にも横にも伸びる4ウエイストレッチ素材を採用。快適な着心地と動きやすさを追求している。
右腰のポケットにはファスナー付きのデバイスポケットも装備しており、ポケットからスマホやカギ、小銭などが落ちるのを防ぐ。トレーニング用のパンツは、どうしてもスポーツ時や着席時にポケットから物が落ちやすい。日常的に着用することも想定したデザインといえるだろう。
「オークリーはアイウエアをきっかけにブランドを知っていただくことが多く、アパレルの購買層もブランドのファンが多い」(山崎氏)。そのなかでもこのパンツは、スポーツを楽しむ幅広い年齢層から支持を得ているという。
(ライター 津田昌宏、写真 野町修平=APT、スタイリング 宇田川雄一)
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