スマホで少額投資広がる 初心者も手軽、配当収入も

同社はこれとは別の少額投資サービス「LINEスマート投資」をネット証券のフォリオと共同運営する。利用者は個別に銘柄を買うのではなく、「AI」「自動運転」といった投資テーマを選択すると関連銘柄が自動購入される。例えば「5Gフェーズ1」はアンリツ、村田製作所など4銘柄で構成、合計8株の購入にかかる金額は約3万円だ。投資テーマや関連銘柄はフォリオが選定する。

優待や議決権は原則なし

通常の取引では買えないような値がさ株でも少額で手に入り初心者でなくとも便利な少額投資サービスだが、事前に知っておくべきことも多い(図B)。

単元未満株は保有株数に応じて配当は受け取れるものの、株主として優待や議決権は得られないのが原則。優待目的で投資する人は積み立て購入するなどして100株以上に達する必要がある。表A中のサービスでは「プレミアム積立」を除き少額投資非課税制度(NISA)は使えない。

いくら少額といっても投資である以上は経済環境や企業業績などについてよく調べることが大前提。ファイナンシャルプランナーの高橋忠寛氏は「投資の基本であるリスク分散も忘れないように」と話す。投資に慣れて銘柄を増やすなら業種や稼ぐ地域など偏りがないようにしたい。投資銘柄を一気に増やして株価や業績のチェックがおろそかになるようなことも避けよう。

(成瀬美和)

[日本経済新聞朝刊2020年2月8日付]

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