スマホで少額投資広がる 初心者も手軽、配当収入も

投資テーマを選んで関連銘柄を自動購入(LINEスマート投資)
投資テーマを選んで関連銘柄を自動購入(LINEスマート投資)

少額で個別株や投資信託の取引ができるサービスが相次ぎ登場している。スマートフォンから手軽に売買できるものが多く、1株や数百円単位と金額が小さいためリスクも限定される。投資初心者やまだ経験の少ない人が、株取引の入門編として活用できそうだ。

「まとまったお金がなくても個別株を買える」(30代男性)「買い物でためたポイントを投資に回せる」(20代女性)。スマホの画面を操作して少額投資ができるサービス「ネオモバ」の利用者からはこんな声が寄せられる。

1株単位で売買可能

同サービスはSBI証券とカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が共同出資するSBIネオモバイル証券が2019年4月に始めた。株式は通常なら単元株と呼ばれる100株を単位に証券取引所で売買する。ネオモバはSBI証券の単元未満株取引の仕組み(S株)を使い、1株単位でも売買できる。

例えば配当利回りの高さから注目度の高い日本たばこ産業(JT)株の場合、100株を買うのに足元の株価でみて20万円強の資金が必要だが、1株であれば2千数百円で手に入る。ほぼ全上場銘柄を取り扱っており、中には数百円で買えるケースもある。

ネオモバの口座数は19年11月に20万を超え、約6割が証券口座を初めて持つ投資初心者だ。手持ちのTポイント(CCC運営)を購入代金に充てられるほか、手数料が最低月220円の定額制という手軽さも受けているという(表A)。

スマホによる簡単な操作で注文できるのも特徴。取引所で時々刻々と変わる株価を用いる通常取引とは違い、「翌日の寄り付き値」「当日の後場始値」といった条件で1日2回、取引価格を決めている。指し値の機能などない分、操作は単純で銘柄を選び、株数を入力して確認後、注文を確定させるという手順だ。

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