株主優待、家族や女性にうれしい銘柄は

企業が株主に対して商品券やカタログギフトなどを贈る株主優待制度。これから3月末にかけては2、3月期決算企業の多くが権利を確定する時期にあたり、個人投資家の関心が高まる。最近ではポイントをもらって商品と交換できるタイプの優待も増えてきた。家族連れや女性が楽しめる内容の優待も人気が高い。最新の優待事情を探った。

「特設サイトでポイントを食品や電化製品、旅行と交換できます」。東証1部に上場するコンサルティング会社、マネジメントソリューションズが2019年12月に株主優待制度を新設すると、株価は1週間で50%近く上昇した。

珍しいのは株主優待の仕組み。100株を保有すると7000ポイント、200株だと8000ポイントと保有株式数に応じてポイントがもらえる。「プレミアム優待倶楽部」というウェブサイトを通じて、海の幸やコメといった食品からコーヒーマシンのような家電までさまざまな商品と交換できる(図A)。

同じ仕組みを使ったポイント優待を導入する企業がじわり増えている。企業の投資家向け広報(IR)関連サービスを手掛けるウィルズが、特設サイトを運営して優待サービスを企業に提供している。同社によると、15年のサービス開始後、導入社数が18年末に26社、19年末には43社に拡大した。2月に権利が確定する企業には、USEN―NEXTHOLDINGSやアズ企画設計などがある。

長期保有でお得

企業によってポイント付与の基準は異なるが、株主になって2年目を迎えると、もらえるポイント数が増える仕組みを採用するケースが多い。個人株主に安定して長期保有してもらうのが狙いだ。複数の導入企業の株主になると、それぞれの優待でもらったポイントを合算し、商品と交換することもできる。ウィルズの担当者は「株主優待が受けやすい環境を整えて、資本市場への参加者を増やせれば」と話す。

近づくキャッシュレス社会
ビジネスパーソンの住まいと暮らし