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家計
もうかる家計のつくり方

2020/2/12

もうかる家計のつくり方

格安スマホ・食費削減… 遅々として進まず

例えば、スマートフォンの使い方を伺うと、格安スマホに替えても問題がないように思えたので、どのように利用料金が安くなるのか仕組みや変更方法などを説明しました。変更するかどうかは本人の判断です。Cさんは目を輝かせて「そんなに安くなるんですか? 通話はあまり使わないから、替えたほうがいいですね」といい、「帰り道に家電量販店によって変更してみようと思う」と話して帰っていったのに、次の面談で、変更してどうだったのか伺うと、「まだやっていません」。ですから、わたしは「Cさんは、自分には向いていないと判断されたのだな」と思い、次の削減策へ進むのですが、しばらくするとまた、「通信費を下げるにはどうしたらいいですか」という質問が繰り返されるのです。

本人は忘れているのではなく、前に聞いたけれど、わからないことがあったということなのでしょう。ですがCさんは、まるで初めて説明を聞くかのように、「そうなんですね」「そんなに安くなるの」「やってみたいな~」というので、こちらも拍子抜けしてしまいます。

このようなことが生命保険の見直しやキャッシュレス決済の話題についても同じように繰り返され、なかなか先に進みません。食費も同じです。子どもが独立したため夫婦2人暮らしなのに、毎月8万円を超えるほど使っているので見直したいのですが、それも改められません。面談をした時は、「ムダな買い物がある。これをやめるといいのですね」などというのですが、ふだんの生活に戻るといつものように「こちらの方が健康に良さそう」「こっちのほうが活きがよさそう」「漬物をたくさんつけて、友達におすそ分けしなくちゃ」などとなってしまい、結局減りません。

娘のサポートで支出削減が急進展

進んだり戻ったりしながら、今に至るのです。ですが、今年に入りちょっとした転機が訪れました。24歳になる娘さんがそろそろ結婚を意識しているようで「家計のことを知りたい」とCさんの面談に同行してきたのです。

いつもと同じように、スマホは替えただろうか、キャッシュレスは試してみたかなどと話していると、娘さんは母親がそのような話を聞いているとは思わず、少々驚いたようです。話を進めるうちに、母親が何度も説明を受けていること、それを理解しきれず動けていないことを知り、手伝ってもらえることになりました。

今回の面談後、家電量販店で格安スマホについて相談し、可能であればすぐに変更すること、次回までに自宅でスマホ決済のアプリケーションをインストールし、一緒に買い物へ出かけてくれることをサポートしてくれることになりました。

娘さんが一緒に買い物に行ってくれることで、「ついで買い」や「予定外の買い物」を指摘されることが多くなり、食費や日用品代が下がりました。

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