4年進まぬ家計改善 不器用な妻動かした娘のサポート家計再生コンサルタント 横山光昭

写真はイメージ=123RF
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今回は、4年もの間、家計改善に取り組んできたパートのCさん(49)です。当初は「お金をためられるようになって投資も始めたい」と、会社員の夫(52)とともに老後資金づくりを目標に頑張りたいと話していました。そのため、家計改善をして、投資も始められるように知識をつけようと、私のところに通い始めました。こういった家計改善の取り組みは、基本的に1年で卒業し、あとはいつもの生活の中で自力で定着させていってもらうことが通常です。ですが、Cさんは1年の区切りのたびに「もう少し通うと、もっとよくなりそうだ」といいながら通い続けています。

意欲はあるのに行動に移せず

Cさんは少し不器用なタイプ。一生懸命やっているはずなのに支出を減らせなかったり、「余分なものは買わない」と決めて買い物に行っても、いつも予定外のものを買ってしまっていたり。意欲はあるのに、なかなか行動が伴わないような感じなのです。

長く付き合っていると、ちょっと要領が悪いところがあるようだとわかってきました。一度に2~3のことを伝えると、どうしてよいかわからなくなってしまうようなのです。できるだけ1つずつ伝えては習得までのプログラムを組むのですが、それでも理解が十分にはならないようで、行動に移すことがなかなかできません。

この4年でできるようになったのは、家計簿をつけること、家計全体を把握すること。これだけできれば支出はぎゅっと締まり、減りそうなものですが、せっかく削減できそうなところをいくつも見つけているのに、行動をしないので思うように減りません。

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