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新社会人の仕事の供に 贈答で喜ばれるボールペン10選

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NIKKEI STYLE

新生活を前に、用意したいのがボールペン。スタイリッシュなペンは、「できる大人」を演出する。新社会人に贈る一本を、専門家に選んでもらった。

1位 ROMEO NO.3 細軸(伊東屋)

 700ポイント
重さ感じず疲れにくい

東京・銀座で110年以上続く老舗文具店のオリジナルブランド。大正時代に生まれた万年筆のデザインを、現代風にアレンジした。中央のリングに重心を置いた形は重さを感じず疲れにくいといい、スピーディーな筆記にも向く。フランスから取り寄せたゲルインクとの相性も良く、「滑らかな書き味が心地よい」(土橋正さん)。

樹脂を型に流すのではなく、棒状の樹脂を削ってボディーを作るため、1本ずつ違った模様になっている。頂点を回してペン先を繰り出す機構もこだわりの一つで、時計の竜頭をモチーフにデザインしている。「軸もクリップも上品なデザイン。社会人として走り出す人にぴったり」(猪口フミヒロさん)

新宿や横浜、京都、熊本など全国の店舗で購入できる。細軸のほか太軸やレザータイプもあり、店頭で試し書きして自分に合ったものを選びたい。

(1)色や種類 イタリアンブルー、イタリアンアンバーなど(2)希望小売価格(税込み) 8250円(3)紹介・販売サイト https://store.ito-ya.co.jp/tokushu/ROMEO_NO3.html

2位 ソネット ラックブラックGT(パーカー)

 660ポイント
男女問わず持ちやすく

1888年に米国で生まれた筆記具ブランド。黒い光沢の上品なボディーに、トレードマークである「矢羽クリップ」が際立つ。細身ながら丸みを帯びたデザインは、キリリと締まって上品な印象。「色・素材のバランスが良く、王道のペン」(吉田泰則さん)

手の大きさを問わない軸の太さや、日本人好みの低粘度インクも高い評価を得た。「男女問わず持ちやすいサイズも魅力」(平石康一さん)

パーカーは130年以上の歴史を持つ高級筆記具ブランドだ。世界中を旅した創業者のジョージ・サッフォード・パーカーは、日本の七宝焼に着想を得た万年筆を作ったこともあった。世界中の人を魅了しようとした創業者の精神は、新社会人にも参考になりそうだ。

(1)マットブラック、レッドなど(2)1万3200円(3)https://www.parkerpen.com/ja-JP/sonnet/

3位 RAIZ(パイロット)

 480ポイント
滑らかな書き味が強み

海外勢に押され気味だった高級ボールペンのシェアを奪還すべく、2019年末に誕生したシリーズ。強みは書き味。低粘度のアクロインクは「滑らかでかすれがない」(川戸美和さん)。

ボディーの色によって仕上げが異なる。スターライトブラック=写真=はガラスフレーク入りの塗装でキラキラした輝きが楽しめる。ライジングレッドはグラデーションのある塗装、オーシャンブルーはガラスフレークとグラデーションを組み合わせた。ペンを繰り出す上部には、地球の緯度・経度をモチーフとした彫刻を施した。「シンプルながら細部にまでこだわりぬいたデザインで、ビジネスに使いやすい」(北沢孝之さん)。男女ともに使えるデザインだが、特に20~30代の男性に人気という。

(1)オーシャンブルーなど。ボディーの仕上げが異なるモデルも(2)1万1000円~(3)https://www.pilot.co.jp/products/pen/ballpen/oil_based/raiz/

4位 アルケミクス カーボン(カランダッシュ)

 440ポイント
スラスラと鉛筆のよう

スイスの筆記具メーカー、カランダッシュは鉛筆製造が祖業で、六角形の軸がチャームポイント。建築家などに愛好家が多い。アルケミクスは太めの軸でグリップ感にこだわった。「鉛筆のような書き心地で、上司の言葉を逃さずメモするフレッシャーにぴったり」(猪口さん)

軸の表面はカーボンに見立てたコーティング。「上品で主張しすぎないデザインで、営業・デザイナーともに使いやすい」(東善広さん)。ノック音は静かで会議などでも気にならず、インク持ちも魅力。

(1)軸表面を木やゴムに見立てたモデルも(2)1万1000円(3)https://www.carandache.com/jp/ja/alchemix-s-1075.htm

5位 ジェットストリーム プライム 回転繰り出し式シングル(三菱鉛筆)

 420ポイント
手ごろな価格で高級感

ジェットストリームは2006年の発売以来、抵抗の少ない低粘度油性インクが売りのブランド。海外の高級ペンを意識した回転繰り出し式を採用し、手ごろな価格で高級感とシンプルさを両立させた。「滑らかさやインクの発色など書き味の総合的なバランスがいい」(北沢さん)

芯のボール径は0.7ミリ、0.5ミリ、0.38ミリの3種ある。「0.38ミリは細かい文字を手帳に書くときに便利。交換も安価で実用性が高い」(東さん)。

(1)ボール径により軸色が異なる。ブライトブルー(0.38ミリ)、ベビーピンク(0.5ミリ)など(2)3300円(3)https://www.mpuni.co.jp/products/ballpoint_pens/ballpoint/jetstream_prime/prime_kaitensingle.html

6位 メトロポリタン エッセンシャル(ウォーターマン)

 410ポイント
細軸で美しいシルエット

フランスの老舗文具ブランド、ウォーターマンは、保険営業をしていた創業者が粗悪なペンで書類を汚した経験から生まれた。「宝石のような筆記具」と呼ばれ、日本でもギフトの定番の一つだ。メトロポリタンシリーズは流行色を取り入れるなど配色にこだわりつつ、装飾は簡素に抑えている。「色に個性はあるが、控えめでシンプルなデザインは使う場所を選ばない」(橋本公山さん)

男女問わず使える細軸で、「ほっそりしたシルエットは見た目も美しい」(西畑敦子さん)。

(1)最新色はブライトブルーなど(2)8800円(3)https://www.waterman.com/ja/46-hemisphere

7位 クラシックセンチュリー メダリスト(クロス)

 400ポイント
金銀2色 際立つスマートさ

米国の筆記具ブランド。金銀2色を合わせながらも、落ち着いた印象に仕上げた。「ギフトペンの王道であるクロスの中でもスマートさを引き立たせる一本」(古谷治子さん)。特に女性は「細いシルエットが指先をより細く長く見せる。服装にも合わせやすい」(西畑さん)。

「センチュリー」は1946年に創業100年を記念して作られ、同じ形状を守り続けたペン。価格帯やデザイン、ユーザーの年齢層が幅広いのが特徴だ。「メダリスト」というシリーズ名は、五輪イヤーの記念にもなりそうだ。

(1)繰り出し式とキャップ式がある(2)繰り出し式8800円、キャップ式9900円(3)http://www.cross-japan.com/product/classic-century/

8位 アストロノート 金格子(フィッシャー)

 330ポイント
水中・逆さでも使える

米国の筆記具メーカー、フィッシャーのスペースペンシリーズは、米航空宇宙局(NASA)でも採用された。宇宙飛行士が無重力空間でも使えるように、窒素ガスの圧力でインクが出てくる。水中や逆さにしても書くことができる。格子状の模様と細軸が特徴の金格子は「男女ともに使いやすいデザイン」(吉田さん)。「サイドのボタンを押して、ペン先を戻す感触が心地よい」(土橋さん)との声も。

室内では重力式のペンと性能上大きな違いはないが、ストーリーを添えると特別な贈り物になりそうだ。

(1)模様が見やすい「黒格子」もある(2)9900円(3)https://diamond.gr.jp/brand_dia/fisher-space-pen/products/pen08/

9位 イプシロン(アウロラ)

 290ポイント
色もデザインも個性的

イタリアの筆記具メーカー、アウロラの中でも若者向けに作られたシリーズ。「Y」の字のクリップとノック部のふっくらとした部品が個性的だ。「光沢を抑えたマットな色味が良い」(川戸さん)。ホテルマンなどファッション性の高い仕事でも重宝されている。軸は軽めでスムーズに動かせる。「高級感のあるデザインだが、ノック式なので忙しい現場でも使いやすい」(橋本さん)

昨年で創業100年を迎えた同社は、製造の全工程を自社で手がける。日本では黄色やオレンジが人気だという。

(1)青やオレンジなど(2)1万1000円(3)http://www.aurorapen.jp/

10位 ZOOM 韻 砂紋(トンボ鉛筆)

 270ポイント
和の意匠 凝らした一品

和の意匠を凝らしたシリーズ。ドイツの販売子会社から「日本らしいペンを」との声が寄せられ作ったという。日本庭園の枯れ山水を意識した「砂紋」は、砂に見立てた凹凸を表面にあしらった。中央がくぼんだ軸は和楽器の鼓や袴(はかま)を着た人の立ち姿を連想させる。「モダンな印象もあり、IT系の仕事にも向いている」(古谷さん)などデザインを評価する声が多かった。

「持ったときのフィット感と、水性インクのスムーズな書き味が良い」(納富廉邦さん)。

(1)白鼠(しろねず)と藍鼠(あいねず)がある(2)1万1000円(3)https://www.tombow.com/products/zoom_ying_samon/

相手の仕事考え 最適な一本選ぶ

ボールペンは今も贈答品の定番だ。最適な一本をどう選べばよいか。伊東屋の平石康一さんは「相手の性格や仕事の内容をイメージしてブランドを選び、自分なりのストーリーを持って渡すといい」と助言する。なぜこれを選んだかを伝えると、心のこもった贈り物になる。

ファッションコーディネートを手がける吉田泰則さんは「ビジネスでは服もペンもコミュニケーションツール。相手がどんな人と顔を合わせるかまで意識することが大切」と指摘。その上で、贈る相手がよく着る服に合う色や素材のペンを選ぶといいと話す。

高級ボールペンといえば海外製品が定番だったが、近年は国内メーカーも攻勢をかけている。今回ランクインした日本の4社はいずれも「質実剛健」な日本のペンのイメージを打ち破るデザイン性や機構が評価された。

業務のデジタル化で書く時間が減った分、ペンを握る時間の重みは増している。上質なボールペンを手に、新生活を迎えたい。

ランキングの見方

 製品名(ブランド名)。数字は専門家の評価を点数化。(1)色や種類(2)希望小売価格(税込み)(3)紹介・販売サイト。写真は三浦秀行撮影。

調査の方法

 文具の専門家や販売店への取材を基に、新社会人に贈るのにふさわしい高級ボールペンを23ブランド、リストアップ。ペンを集めて評価会を開き、新社会人にとっての「使いやすさ」「デザイン性」などの観点から、専門家が実際に使って1位から10位まで順位付けし、編集部で集計した。専門家は自社の製品は外して評価した。(荒牧寛人)

今週の専門家

 ▽東善広(高島屋文具バイヤー)▽猪口フミヒロ(文房具ライター)▽川戸美和(ロフト文具雑貨部バイヤー)▽北沢孝之(ステイショナー「Bun2」編集長)▽土橋正(ステーショナリーディレクター)▽西畑敦子(ファッションレスキュー プロパーソナルスタイリスト)▽納富廉邦(ライター)▽橋本公山(アマン東京フロントオフィスマネージャー)▽平石康一(伊東屋バイヤー)▽古谷治子(マネジメントサポート社長)▽吉田泰則(ライフブランディング社長)=敬称略、五十音順

[NIKKEIプラス1 2020年2月8日付]

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