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「コンディションが悪いこと自体、プロではない」と意識改革を促す

「コンディションが悪いこと自体、プロではない」と意識改革を促す

一流のビジネスパーソンは常にコンディションをベストの状態に保っている。「きょうは体調が悪くて……」という言い訳が顧客・上司からの信用喪失に直結し、ビジネスチャンスを失いかねないことを知っているからだ。今回紹介する『一流の人はなぜそこまで、コンディションにこだわるのか?』は短期間で生活習慣と体質を改善して軽やかに動けるカラダの整え方を教えてくれる。本書を参考にして、忙しい人にこそ「休まない力」を身につけていただきたい。

◇   ◇   ◇

上野啓樹氏

上野啓樹氏

本書はダイエット指導の第一人者である上野啓樹氏とビジネス書作家や投資家として活躍する俣野成敏氏がタッグを組んでつくりました。

上野氏は公務員時代に生活習慣の乱れから激太り状態に陥ったそうです。「痩せるため」のダイエットをいろいろ試しましたがうまくいかず、試行錯誤の結果、健康になることを第一目的としたダイエットプログラムを確立しました。「カロリー計算なし」「サプリなし」「運動なし」のプログラムが特徴で、卒業生は1700人を超えています。ミス・ユニバース・ジャパンの講師を歴任。2年連続で日本一を輩出しました。『美しい人はみな、自己管理ができている』『「ゆるっと自己管理」でいつの間にかやせる本』の著書があります。

俣野成敏氏

俣野成敏氏

一方、俣野氏は30歳の時に勤務先のメーカーで立ち上げた社内ベンチャーを年商14億円の企業に育てました。33歳でグループの現役最年少役員に登用されます。2012年に独立した後は、ビジネスオーナーや投資家として活動。近著『トップ1%の人だけが知っている』シリーズが11万部を超えているほか、ビジネス誌やオンラインメディアに多数寄稿しています。

根性で乗り切ればいい?

若いときからビジネスの世界で実績を上げてきた俣野氏ですが、体調管理にはあまり関心がありませんでした。「ビジネスマンの体調は運。悪いときは根性で乗り切ればいい」という程度に考えていたそうです。あるとき、ダイエットの専門家である上野氏を紹介されました。そのときに自分の書いたビジネス書について厳しく批評され、ショックを受けたそうです。

「俣野さん、あなたの著書『プロフェッショナルサラリーマン』を読みました。素晴らしい本ですが、ひとつだけクレームがあります」
「ムッ……上野さん、私の本のいったいどこが間違っているのでしょう?」
「俣野さんは、『コンディションがよかろうと悪かろうと結果を残せ、それがプロだ』というようなことを書かれていますよね?」
「そうですね、プロなら体調が悪くても、常に良いパフォーマンスをするのは当然です」
「いいえ、それは違います! コンディションが悪いこと自体がプロではありません」
(第0章 気合いと根性だけでは、結果を出せない 21~22ページ)

俣野氏は一念発起。「ダイエットアカデミー」でレッスンを受けたところ60日間で10キロ減量を達成します。俣野さんの内臓脂肪も20代の平均値になったそうです。なにより、朝からすっきりして疲労を感じにくくなったことが驚きでした。

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