マネークリップ付き財布 見た目も使い勝手もスマート

開けた時にのぞく遊び心 風合いが増していくのも魅力

続いても、跳ね上げ式のマネークリップが一体となった財布を紹介する。東京・渋谷にある「ANCHOR(アンカー)」の太田祐介氏が教えてくれたのは、ROTAR(ローター)の一品。使い勝手にこだわるだけでなく、随所に遊び心がきいている。

「マネークリップはシルバーのものが多いですが、ROTARではゴールドのクリップを採用しています。お札が落ちるのを防ぐ、札押さえの革の部分をバイカラーの仕様にしているのもポイントですね」

クリップも札押さえも財布を開けた時にのみ見える部分だ。札押さえの部分はバイカラーだが、表面のレザーはシンプルな単色で仕上げているので、「ビジネスシーンでの使用も問題ない」という。

イタリアの伝統的な製法であるブッテーロレザーを採用。太めのステッチもレザーの存在感を引き立てる。メインのカード収納部以外に、小銭入れのフラップ部分にもカードを収納可能。ROTAR / Ro money clip 2万5300円(税込み)

「レザーは、イタリアのブッテーロレザーを使っています。発色がいいレザーなのですが、使っていくうちに徐々に色が濃くなっていくので、より落ち着いた雰囲気に変わります。ブルーはネイビーに、ブラウンはダークブラウンに変化していくイメージ。ブラックはマットな表情から徐々に光沢が出てきます。うちのスタッフも実際に愛用していますが、いい風合いになってきたようです」

ANCHORの他スタッフが実際に使用している私物。使い始めてから3年ほどたつ

人とかぶらないデザイン性が人気

FACYに寄せられた投稿の中には、「人とかぶらないような財布」を探しているユーザーの声もあった。

東京・千歳船橋にある「LICLE(ライクル)」店主の鶴田祐司氏にも話を聞いた。「他のブランドにはないデザイン性がありながら、実用性も備わっている」として上げてくれたのは、ED ROBERT JUDSON(エドロバートジャドソン)の一品だ。レザーグッズを中心にした、独特のモノ作りを貫くブランドだが、「だいぶお客さんにも浸透してきた」という。

「内側ではなく、背面にスプリング付きのマネークリップが付いた財布です。実は、マネークリップは取り外しできるので、本体の財布と分けて使うことも可能です」

実在する科学者と発明家の名前から取ったブランド名どおり、ユニークな発想が際立つED ROBERT JUDSON。手のひらに収まるサイズの一品だ。同ブランドの財布の他モデルも近日中に入荷予定あり。ED ROBERT JUDSON / HUGHES 1万8700円(税込み)

実際の店頭での反応について尋ねると、「若いお客さんは、デザイン性や見た目のおもしろさに引かれて購入する印象です。それに対し、30、40代の大人の方は、ミニ財布としての機能性に魅力を感じているようです。サブの財布として取り入れる方も目立ちますね」と語る。

文:FACY編集部 杉山 遼人(https://facy.jp/)

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