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スマホの「苦手」を補う 新年度から使いたい手帳5選

納富廉邦のステーショナリー進化形

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NIKKEI STYLE

まもなく始まる新年度。スケジュール管理がうまくいかないと悩んでいるなら、このタイミングで手帳を見直してみてもいいかもしれない。ポイントは「スマートフォンとの併用」。スマホが苦手としている点を補う機能を持つユニークな手帳を、文具ライターの納富廉邦氏が紹介する。

◇  ◇  ◇

今や「スケジュール管理」という用途に絞れば、スマホを使うほうが圧倒的に便利で、紙の手帳の出番はかなり減っている。とはいえ、完全にスマホに置き換えられるかというと、まだスマホによるスケジュール管理機能も、そこまで優秀ではない。

例えば、日をまたぐスケジュールの入力や表示はほとんどのアプリが苦手としているし、広い範囲のスケジュールを確認したいときもスマホは見やすいとは言いがたい。さらに、メモとスケジュールをリンクさせる機能はあっても、手帳のように「スケジュールページの端っこに、ちょこちょことメモを書いておく」といったことはできないし、できても視認性に劣る。

とはいえ、スケジュールを一回入力しておけば、それを月単位、週単位、日単位で閲覧できる機能や、常に手元にあって画面を見る時間が長いことなど、スマホには紙の手帳の不便さを解消する機能が多いのも確か。つまりは、併用するのが現時点での最良の解決策ではないかと思う。

もうすぐ新年度が始まる。「スマホがあればいいや」と昨年末に手帳を買い損なった人、紙の手帳を買ってはみたがスマホとの併用がうまくいかない人に向けて、5つの「使える」手帳を選んでみた。

予定はスマホ、記録は手帳で/「day-free」

「day-free(デイフリー)」は、ほぼ日手帳の2020年版から登場した新しいフォーマット。ざっくりと月々の予定が書ける見開き4カ月(A5サイズは6カ月)の年間予定表と、見開き1カ月のブロック型マンスリー、そして後は日付が入っていない方眼ケイのメモページが175ページ(A5サイズは171ページ)に、もろもろのオマケページという構成。つまり、月間のスケジューラーでざっと予定を俯瞰(ふかん)しつつ、日々のもろもろが書きたい場合に、自分で日付を書いて方眼ページに書き込むという使い方を想定した手帳なのだ。

サイズは文庫本(オリジナル)サイズとA5(カズン)サイズの2種類。スケジュールや日々の記録をスマホと併用して書くという用途なら、持ち歩きやすい文庫サイズがお薦め。厚さも従来のほぼ日手帳の約半分だ。

この手帳とスマホの併用が便利なのは、日々のちょっとした記録や、チケットの半券などの細かい紙資料といったものを、ここで1年分管理しつつ、細かいスケジュールはスマホで行う、といった、ライフログとスケジューラーの併用ができること。読み物も充実しているので持ち歩く楽しみもあるのだ。

締めきり管理は手帳で/「yraid B6 ハードカバー 週間レフト」

コクヨのデザインブランドであるトライストラムスの「yraid B6 ハードカバー 週間レフト」は、いわゆる見開き1週間のレフト式と言われるフォーマットだが、ちょっと他の手帳とデザインが異なっている。一般的なレフト式は、見開きの左ページに1週間分の予定を書く欄があって、右ページがメモページという構成だが、この手帳は右ページがブロック型の1週間スケジューラーになっているのだ。つまり、左ページでスケジュール、右ページでToDo管理といった使い方が可能になっている。この、1週間分のスケジュールとToDoをまとめて一覧できるというのが、スマホにはない機能なのだ。

このスタイルだと、アポイントのような予定と締め切りのようなToDoがごっちゃにならずに、それぞれで管理できて、しかも、両方を突き合わせるのも簡単。その日にしなければならないことが多い職種の場合、この機能はとても使いやすいのだ。日々の細かいスケジュールはスマホで管理しつつ、ざっくりした予定と、締めきりなどはこちらに書いておくと、先の予定が立てやすく、締めきりの見落としも少なくなる。ここ数年、筆者がとても気に入っているフォーマットだ。

ハードカバーとソフトカバーがあるが、持ち歩くことを考えると、ハードカバーのほうが安心でお薦めできる。

日をまたぐ予定に強い/「コネクトグラフィック A5 マンスリー」

ダイゴーの「コネクトグラフィック A5 マンスリー」は、見開き1カ月のマンスリー型だが、よくあるブロック型(カレンダーのようなレイアウト)ではなく、ホリゾンタル型というか、横ケイで縦に1カ月分の日付が並ぶレイアウトになっている。

このレイアウトは何が良いかというと、スマホが苦手とする日をまたぐスケジュールが書きやすく見やすいのだ。しかも、この手帳は、日付がページの真ん中に入っているから、例えば、日付の左側にはスケジュールの期間を、右側には日々の詳細をといった書き方もできる。右ページは方眼ケイのメモページになっているので、詳細やToDoなどは、こちらに書いても良い。日付欄と右ページはケイ線がつながっているので、右ページもスケジュール欄として使うことも可能だ。

48ページと、とても薄いので、A5サイズだけれど持ち歩きやすい。一方でA5サイズだからこそ、1ページ1カ月でもゆったりと予定が書き込める。1日の詳細なスケジュールはスマホに任せて、こちらでは、長期の予定を俯瞰しつつ、スケジュールの管理や作成が行えるわけだ。

手帳としての基本機能や紙の質は、手帳を中心とした紙の専門メーカーならではの信頼感。表紙の色やデザインが選べるのもうれしい。完成度が高い手帳なのだ。

複数プロジェクトを管理する/「ミニマルダイアリー プロジェクトプランナー B6」

デザインフィルの「ミニマルダイアリー」シリーズは、基本機能のみで構成した薄くて軽い手帳のシリーズ。機能を特化しているのでスマホとの組み合わせで使うのにも便利な製品なのだ。

中でもお薦めなのは、このプロジェクトプランナー。見開き1カ月の左右ページ端に日付欄があり、はさまれるようにブロック分けされた記入欄が並ぶという、いわゆるガントチャート的に使えるレイアウトになっている。

つまり、日付をまたぎながら並行する複数のスケジュールを管理するのに向いた手帳なのだ。こういうレイアウトは、スマホの小さな画面では再現できない。

数時間で終わるスケジュールばかりならスマホで済むけれど、数日にわたるスケジュールが並行する場合、日々の細かい動きはスマホで管理しつつ、全体の流れはこの手帳で把握すると、かなりミスが減るし、計画も立てやすい。こういう一覧性は、まだまだ紙のほうが優位なのだ。

しかも、この製品は、プロジェクトプランナー機能に特化している分、薄く軽く、そして安い。とりあえず使ってみるというときにも買いやすいのはうれしい。

締めきりの管理にも作業時間を同時に把握できるので、自由業者にも便利だし、旅行のスケジュールなどにも使えて、用途が広いのも、この手帳の特長だ。

名刺サイズでいつも携帯/「ネームカードダイアリー マンスリー・リスト」

レイメイ藤井の「ネームカードダイアリー」シリーズは、その名の通り、名刺サイズのダイアリーだ。

レイアウトは「マンスリーブロック」「マンスリーリスト」「ウイークリー1ウイーク」「ウイークリーレフト」の4種類。ここでは、スマホとの併用や、このサイズならではの使い勝手の良さからマンスリーリストタイプを取り上げる。

見開き1カ月のリスト型、つまり、左ページが1行1日で15日、右ページに1日1行で15、16日になっている横ケイスタイルのレイアウトだ。

このリスト型のマンスリーが、日をまたぐスケジュールの書きやすさや、ひと目で1カ月のスケジュールを把握できること、書き込みのしやすさなどで、スマホとの併用には向いているというのが私の結論。

また、この手帳は名刺入れに入れておくことができるので、忘れずに常に身に着けておくことができるのもポイント。その場で、パッと予定が書き込めるので、会話中に決まったスケジュールなどをサッとメモしておいて、後でスマホに入力といった場合にも便利なのだ。

また詳細を書くスペースがない分、大事なスケジュールだけを書くことになり、全ての予定が横並びになるスマホとの併用で、スケジュールの軽重が分かりやすくなる。

何より、気楽に邪魔にならず持ち歩けるのがよい。しかも、使ってみると意外に書きやすいのだ。スケジュールのバックアップ用として持っていても損はない。

◇  ◇  ◇

以上、スマホと併用して使いたい手帳5モデルを紹介した。最後に実際にスマホ(ソニーの「Xperia 1」)と並べて撮影した写真、そして5つの手帳を一緒に並べた写真を紹介する。サイズのイメージがつかめるのではないか。

今回取り上げた手帳は、それぞれの特長がハッキリしているものばかりだ。新年度は手帳を変えるのに、いいタイミング。現在使っている手帳が合わないと感じる人は、スマホとの連携を前提に、自分の用途に合った手帳を選んでみてはいかがだろう。

納富廉邦
佐賀県出身、フリーライター。IT、伝統芸能、文房具、筆記具、革小物などの装身具、かばんや家電、飲食など、娯楽とモノを中心に執筆。「大人のカバンの中身講座」「やかんの本」など著書多数。

(写真 渡辺慎一郎=スタジオキャスパー)

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