AI・宇宙・ロボ… テーマ型指数連動投信は買いかQUICKリサーチ本部 北澤千秋

写真はイメージ=123RF
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指数連動で運用するインデックス型投資信託に新顔が続々登場している。中でもこの1、2年で目につくのが特定テーマに沿って投資対象の銘柄を選ぶテーマ型投信だ。テーマは人工知能(AI)やロボット、宇宙など様々で、足元では運用成績が好調なファンドも多い。特定分野の長期的な成長を期待するなら投資の選択肢の一つになるかもしれないが、テーマ型の株価指数は乱立気味で、どの指数に乗ればいいのか判断は難しい。

テーマ型がリターン上位を独占

下に示した表は上場投信(ETF)、DC・ラップ・SMA専用を除くインデックス型投信を対象にした2019年の年間騰落率ランキングだ。上位10本のうち7本をテーマ型が占めた。グロース株(成長株)が優位だった19年の相場を反映したのか、たまたまだったのかはわからないが、年間で4割前後という上昇率を見て興味をそそられる人もいるかもしれない。

そもそもテーマ型の株価指数とはどんなものなのか。「S&P Kenshoニューエコノミー指数」を提供しているS&Pダウ・ジョーンズ・インデックスに聞くと「セクター(業種)指数の一種」という答えが返ってきた。従来の業種分類では把握できない成長産業を仕分けし、その関連銘柄を選んでパッシブ運用できるように作った指数だという。銘柄はAIによる文章解析で抽出し、個別企業の収益力や財務情報などは考慮しないため産業そのものの成長がリターンの源泉になる。

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同一テーマの指数、中身に大きな差も
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