2020/2/5

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同じテーマで複数のインデックス型がある場合には、どの指数を選ぶかが悩ましい。信託報酬の安さで決めるのも一つの考えだろうが、それぞれの指数をみると組み入れ銘柄が大きく異なっているケースが多い。例えば同じフィンテックの指数でも、ひとつは大手金融機関や大手カード会社が中心で、別の指数は一般の投資家が知らないような中小型銘柄が中心、といった具合だ。どの指数が優れているのか知りたいところだが、結論を言えば各指数の3年程度の値動きを点検しつつ運用成績を比べてみなければ判断するのは難しい。

新奇な指数連動、多くは消えていく?

それにしても、ここ数年のインデックス型の種類の広がりには目を見張らせられる。テーマ型に限らず、スマート・ベータと呼ばれる非加重平均型、ESG(環境・社会・企業統治)関連、そして伝統的な地域別や時価総額の規模別でも新顔が増殖中だ。

全世界や全米の株式を対象とするインデックス型は、「アクティブ型で長期に市場平均を上回るリターンを上げるファンドが少なかったため、長期投資の有力な対象」(楽天証券の篠田尚子ファンドアナリスト)という見方がある。一方で、今のところスマート・ベータやESG指数などの連動投信では、目につくほどの成績を上げているファンドはあまりない。

新奇なインデックス型はまだ運用期間の短いファンドが大半で、優劣を評価するのは尚早だ。ただ言えそうなのは、パフォーマンスが劣ったり、使い道がなかったりする指数は次第に見向きされなくなるだろう、ということだ。これまでのアクティブ型かインデックス型かという比較に加え、指数間の競争が激しさを増している。投資家の立場からみれば、どんなインデックス型が生き残っていくかを見極めることが大切だろう。