従来のアクティブ型のテーマ型投信では信託報酬の高いファンドが多いのに対し、テーマ型のインデックス型投信はご多分にもれず低コストが売りだ。アセットマネジメントOneが20年1月に売り出した「Oneフォーカス」シリーズは先行ファンドより信託報酬が安く、下の表でまとめたように早くも価格競争も始まっている。イデア・ファンド・コンサルティングの吉井崇裕氏は「テーマに関心があってその産業の中長期の成長に期待するなら、低コストのインデックス型に投資するのもありだ」と話す。

同一テーマの指数、中身に大きな差も

ただし、いくつか留意しておかなければならない点がある。まずはリスクの高さで、19年年間騰落率ランキングの表に示したリスク評価(『QUICKファンド・リスク』に基づく)をみると、いずれも6段階の5か最高位の6と高かった。この手のファンドは組み入れ銘柄数が30前後のものが大半で、しかも傾向として中小型株の比率が高いのが一因かもしれない。相場に乗って大きく値上がりすることもあれば、大きく値下がりするかもしれないという高リスクファンドの特性を理解しておく必要がある。

アクティブ型も同じだが、テーマ型は投資のタイミングを計るのが難しい。1999年ごろのIT(情報技術)バブルを持ち出すまでもなく、テーマが市場で人気化したときは関連銘柄が割高になるまで買い上げられる。できれば市場が静かなときに安く買えればいいが、そんなタイミングがわからないなら「長期保有を前提に積み立て投資を続けるのが得策」と吉井氏は話す。

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新奇な指数連動、多くは消えていく?