日経イチグラ 日経賞に滋賀県立守山中高クイズ研究会団体賞発表 QuizKnock賞は千葉県立船橋高校クイズ研究会部

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日経賞 滋賀県立守山中高クイズ研究会への講評

今回、受賞作の審査をしたNIKKEI STYLEのU22は、ビジネスパーソン向けとみられがちな日本経済新聞の中にあって、明確に学生向けを標榜しています。次世代の担い手である若者とともに歩みたいというシンプルな思いからです。今回様々なご縁から、中高生や大学生、そして社会人の間で盛り上がるクイズという未知の「森」に足を踏み込みました。想像以上の豊かさに率直に驚いています。

クイズの大会にお邪魔したり、練習を見学させてもらったりする中で、1つだけ「おやっ」と感じたことがあります。それは、日々のニュースを下敷きにした出題が思ったよりもずっと少ないことです。もちろんこれは私の主観であり、データの裏付けがあるわけでもありません。ただ、クイズに関係する方々の中からも、同じような問題意識を聞いたのも事実です。

日々生成されるニュースは、同時代を生き抜くうえで必要なものであるとわたしたちは信じています。クイズという「メディア」を通じて、情報に溺れるのではなくいかに乗りこなすのかを若い世代に体得してほしい、そういう願いを込めて今回の賞を選びました。

正解である「サブスクリプション」は、顧客が企業から定額でサービスを受けるという表面上の意味にとどまらず、大量消費社会からサステナブル社会へと移り変わる現代を象徴する重要なキーワードの一つです。日本経済新聞の朝刊と夕刊に過去1年間だけでも121回も登場しており、出題の必然性は申し分のないレベルです。

冒頭から結びまで、軸がぶれることなく、ストレートに正解ワードに向かっていく素直な設問構成で、解答者は問題をスムーズに理解することができます。「サービス名」「定義」「略称」と3段階に分けてしっかりと意味づけされており、正解ワードが確実に1つに定まっています。

序盤から段階的にヒントが配置されていて、知識の正確で豊富な解答者ほど早く押せるという約束事もきちんと守られています。こういった全体への目配りにおいて丁寧に仕上げられている点も高く評価しました。(U22 桜井陽)

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