国民年金の保険料、クレカで「前納」がお得ポイント賢者への道(150)

国民年金保険料は「前納」という仕組みを使って支払うのがお得です。通常は毎月払うところを6カ月、1年、2年と一定期間分を前もってまとめて払うことで保険料が割引となり、期間が長いほど割引は大きくなります。さらにお得になるのがクレジットカード払いによる前納です。

国民年金保険料は口座振替や納付書による現金払いが一般的ですが、クレカ払いも可能です。2020年度の保険料でみてみます。

まず口座振替で2年前納すると、毎月納付の場合(2年間合計で40万円弱)に比べて1万5840円引きとなります。一方、クレカ払いで2年前納すると割引は1万4590円(現金払いも同じ)です。これだけみると口座振替のほうが1250円お得です。

しかしクレカで払えばそのポイントを獲得できる場合がほとんどです。1%還元のクレカなら獲得ポイントは4000円弱です。それを含めるとクレカ払いで2年前納をするのが最もお得な方法といえます。

クレカ払いは事前の手続きが必要です。1年前納と2年前納は2月末まで、6カ月前納は2月末日か8月末日までに申し込みます。日本年金機構のサイトから納付(変更)申出書を印刷し、基礎年金番号やクレカ情報などを記入して郵送します。時間がかかるので早めに準備しましょう。

クレカによる前納は、金額が40万円弱と高額になります。クレカの利用限度額をオーバーしていたら支払いが実行されないのでよく確認しておきましょう。

ちなみに納付書を用いる場合、セブンイレブンなら電子マネーのnanaco、ファミリーマートならファミペイで支払うこともできます。いずれも支払時のポイント付与はありませんが、チャージ時にたまる場合があり、現金払いよりお得になります。

菊地崇仁
北海道札幌市出身。1998年に法政大学工学部を卒業後、NTTに入社。社内システムやLモードの料金システムの開発などに携わり、2002年に退社。同年、友人と共に起業し、システムの設計・開発・運用を行う。06年、ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、11年3月代表取締役に就任。一般からプラチナまで、57枚のクレジットカードを所有。

[NIKKEIプラス1 2020年2月1日付]

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