■6位 リンツ490ポイント
カップ入り、軽い口溶け

フォンダン オ ショコラ スイスのチョコ専門店。都内などにあるリンツ ショコラ カフェの期間限定商品が好評だったため、2018年10月からネット通販を始めた。通販は10月から4月まで毎月15日から数量限定で販売する。カフェではクリームを載せて販売している。

苦みが特徴のエクアドル産カカオ分70%のチョコを用いる。「カカオやチョコの香りがよく、全体的な味の濃さ、バランスがよい」(藤原さん)。米粉を使用しており、「軽い口溶け」(chicoさん)。ガナッシュがカップにたまり、生地と絡めて食べやすい。

(1)3980円(送料無料)(2)4個(3)https://www.lindt.jp/(4)冷凍、冷凍で1カ月

■7位 フォチェッタ スイーツスタジオ450ポイント
スフレのようにふわふわ

とろけるフォンダンショコラ3号 大阪にあるスイーツ店。卵をしっかり泡立て、空気を含ませることでとろける食感を出した。温めると「スフレのようなふわふわな食感」(平岩さん)になるのが最大の特徴。「材料が同じでも作り方で味わいや食感が変わる」とシェフの岡本豊史さんが試作を重ねて実現した。

フランスのヴァローナ社によるカカオ分70%のチョコを使っている。「素材のよさを感じさせる素直な味」(下園さん)。2人分のサイズ。

(1)1780円(送料無料)(2)1個(3)https://www.focetta.com/(4)冷凍、冷凍で2カ月、解凍後2日以内

■8位 トレトール ド パリ430ポイント
まるで生チョコ!?味わい濃厚

チョコレートフォンダン 1996年にフランスのパリ近郊で開業した、洋菓子などをケータリングする店。生地は「まるで生チョコ」(隈部さん)。溶けたガナッシュと絡めると「のびがよく、しっとりとやわらかな口当たり。濃厚にとろけるが味のキレがよい」(平岩さん)。

「温めた後、時間がたって常温になってもおいしい」(なかのさん)との声も。冷凍のままオーブン(180度、約16分)で焼き、冷まして食べると、生地のサクサク感が楽しめる。

(1)730円(2)2個(3)http://www1.enekoshop.jp/shop/yamaoka/(グルメヤマオカ、商品名で検索)(4)冷凍、冷凍で半年から1年

■9位 カカオマーケットバイマリベル380ポイント
ラズベリーの甘酸っぱさとマッチ

フォンダンショコラ 米国のチョコ専門店、マリベルが展開するサブブランド。マリベルは中米ホンジュラスの農園と契約し、カカオ豆の焙煎からチョコの販売までを手掛けている。

ガナッシュにはチョコとラズベリーを使い、2つの味が口の中で溶け合うことで完成するように仕上げた。「ラズベリーの甘酸っぱさがやさしく、やわらかな味わいのチョコとマッチ」(瀬戸さん)。「とろけて出てくるガナッシュがラズベリーと2層になっていて華やか」(藤原さん)

(1)2754円(2)3個(3)https://www.cacaomarket.jp/(4)冷凍、冷凍で30日

■10位 デルレイ370ポイント
ダイヤ形、生地に食べ応え

ダイヤモンドフォンダンショコラ ベルギーのチョコ専門店。日本では東京・銀座に店を構え、1月から販売し始めた日本限定品。本店のあるアントワープで取引が盛んなダイヤモンドをかたどった。生地にアーモンドパウダーを加え、うま味とコクを引き出している。「食べ応えのある生地」(永井さん)

カカオ分55%のベルギー産チョコを使用。常温のままでも楽しめる。「大きさと味のバランスがうまくとれている」(秋山さん)。ダイヤ形は見た目に華やかで「女性へのプレゼントにもおすすめ」(下園さん)

(1)2160円(2)4個(3)https://www.delrey.co.jp/(4)冷蔵。常温で30日程度

加熱・常温・冷蔵 楽しみ方は多彩

フォンダンは、フランス語で「溶ける」という意味。もともとはチョコケーキを、焼き加減が十分でなく中身がやわらかい状態のまま、客に出してしまったことが始まりといわれている。

多くは生地の中に、チョコと生クリームなどで作ったガナッシュを入れて焼く。電子レンジで温めると、中のガナッシュが溶ける。フォークやスプーンを入れて、ソースのように絡めて食べる。「自宅で一手間かけて楽しめるのがフォンダンショコラの魅力」と話すのは高島屋でスイーツの買い付けを担当する古川泰照さん。ここ数年、チョコそのものから、チョコ菓子へと消費者の関心が移り、10位デルレイのように、フォンダンショコラを手掛ける店が目立ち始めた。

電子レンジでの温め方は「解凍後、500ワットで30秒」などの説明が添えられている。手持ちのレンジのワット数が異なる場合、5秒ずつ加熱時間を調整するとよい。もっとも、一部は冷蔵や常温でおいしく食べられる。お気に入りの食べ方を見つけるのも楽しいだろう。

■ランキングの見方 数字は選者の評価を数値化。ブランドまたは店の名前。文頭の太字は商品名。(1)ネットショップの価格(表記なしは送料別。送料無料は一部地域で追加料金が必要な場合がある)(2)個数(3)URL(4)配送の状態と賞味期限。写真は三浦秀行撮影、スタイリングは隈部美千代。

■調査の方法 チョコに詳しい編集者らに取材し、インターネット通販で購入でき、温めると、とろりとチョコがとろけるフォンダンショコラを20品選定。選考会で専門家12人が試食し、風味や食感などの観点から1~10位までおすすめ順に順位をつけて評価。編集部で集計した。(田中早紀)

■今週の専門家 ▽秋山敏信(京王プラザホテルペストリーシェフ)▽小椋三嘉(「ショコラクラブドットコム」編集主幹)▽小野隆(チョコレートソムリエ)▽隈部美千代(お菓子教室スイートリボン主宰)▽下園昌江(お菓子研究家)▽スイーツなかの(スイーツ芸人)▽瀬戸理恵子(フードエディター)▽chico(スイーツライター)▽永井里果(「カフェ-スイーツ」副編集長)▽猫井登(お菓子の歴史研究家)▽平岩理緒(「幸せのケーキ共和国」主宰)▽藤原成一(明治カカオ開発部)=五十音順、敬称略

[NIKKEIプラス1 2020年2月1日付]


大人のレストランガイド
メールマガジン登録
大人のレストランガイド