身にしみた投資戦略の必要性 仮想通貨の浮上待つ

「日経ヴェリタス」創刊以来の名物コラム。毎回1人の個人投資家を取り上げ、その人の投資歴の泣き笑いを赤裸々に紹介しています。
今回は馬渕磨理子さん。金融メディアに所属しながら株式セミナーの講師・執筆活動などに従事。ジムやヨガに通うのが趣味。

2013年~

馬渕磨理子さん 自分で心から納得したものだけに投資

アベノミクスが盛り上がってきた時に所属していた医療法人で資産運用を任された。右も左も分からない中、いきなり法人の資産を預けられ、本格的な投資を始め、医療法人の専業トレーダーが仕事になった。これを機に、個人としても投資を始めたが、「バーナンキ・ショック」の洗礼を受け、1年間は修業と考えて金融情報紙を時間をかけて読んだ。2年目からはスラスラと読めるようになり、現在の金融知識の基盤が固まった。

14年~

日経平均株価は横ばいが続いていた。思い込みでもう少し下がると思い、売りポジションを大量に保有したまま、日銀の黒田東彦総裁の会見を迎えた。第2弾の大規模緩和「黒田バズーカ」が発表になり、日経平均は急上昇した。全て損切りし、上がり続けるチャートを追いかけてトレードした。プロやアルゴリズム取引が主戦場の市場で、戦略を持たない思い込みは禁物だと痛感。一方で日経平均連動の商品などでこの時期に資産は急増し、15年までに資産が5倍になった。

17年~

少しずつビットコイン投資を始めて順調に資産が拡大。話題になっていた草コインなど様々な暗号資産(仮想通貨)への投資を目的に、保有していた仮想通貨に預金を足して海外の交換業者バイナンスにビットコインで送金し草コインを購入。そこにコインチェック事件が発生し、資産は半分以下になった。そこから一切の損切りもしておらず、最近浮上してきたので、じっくりと待ちたい。

20年~

今は医療法人での資産運用の時期に大きくした資産をもとに、長期投資のスタンスを貫く。株式投資(年20%)、塩漬けの仮想通貨(5倍を期待)に加えて、社会的な課題の解決を促すインパクト投資(年5%)やエンジェル投資(イグジットで5~20倍を期待)などのオルタナティブ投資にも幅を広げている。

[日経ヴェリタス2020年1月26日付]

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