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冬ドラマ、医療系テーマがずらり 見ておきたいのは?

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日経エンタテインメント!

 1月期スタートの冬ドラマが各局で始まった。初回視聴率(民放、19~23時)では1位が『トップナイフ-天才脳外科医の条件-』(日本テレビ系)の13.0%(ビデオリサーチ関東地区調べ/以下同)、2位が『ケイジとケンジ 所轄と地検の24時』(テレビ朝日系)の12.0%、3位が『病室で念仏を唱えないでください』(TBS系)の11.3%。医療と刑事ものがトップ3を占めた。

ストーリー重視で、連続ドラマとしての面白さが味わえそうな作品がそろった今期の冬ドラマ。定番ジャンルでは新機軸が見られる。主演俳優は、実績と安定感のある俳優が並ぶが、同時にフレッシュな顔ぶれも際立つラインアップとなった。それでは、どんな作品があるのか見ていこう。

日本テレビが久々に本格医療ドラマを制作

今期は医療ドラマの新作が複数登場した。まず目玉は、天海祐希主演の『トップナイフ-天才脳外科医の条件-』。『コード・ブルー ‐ドクターヘリ緊急救命‐』(08年、10年)などの医療ドラマを手掛け、天海主演の刑事ドラマ『BOSS』(09年、11年)を執筆した脚本家・林宏司が、約10年前から構想を練っていたオリジナル作となる。0.1ミリのミスが取り返しのつかない事態を招くなど、過酷な世界で患者を救う天才脳外科医たちの群像劇。決して"神"ではない医師たちの、私生活では悩みも抱える人間らしい一面を描く。日本テレビで本格医療ドラマを制作するのは久々であり、続編を狙えるような作品を目指すという。

『アライブ がん専門医のカルテ』(フジテレビ系)は、日本のドラマでは初めて本格的に「腫瘍内科」にスポットを当てた作品。がんのスペシャリストである腫瘍内科医(松下奈緒)と、がんを切る消化器外科の名医(木村佳乃)がバディとなり、患者と向き合いながら信頼と友情を深めていく。2人の女性としての生きる道も描いていく。

設定がユニークなのは、こやす珠世のマンガが原作の『病室で念仏を唱えないでください』だ。僧侶であり、救急救命医でもある松本照円(伊藤英明)が主人公。医療に従事しながら、霊安室での枕経や終末期の患者の心のケアなど、僧侶の仕事も兼任する松本の姿を通して、生きることと死ぬことを問いかける内容となる。

このほか、円城寺マキのマンガが原作の『恋はつづくよどこまでも』(TBS系)は、病院を舞台にしたラブストーリー。性格に難ありの天才外科医(佐藤健)に恋した新米看護師(上白石萌音)が、何度玉砕しようと思いを伝え続ける。

『病院の治しかた~ドクター有原の挑戦~』(テレビ東京系)と『心の傷を癒すということ』(NHK総合)は、実話がベースとなっている。『病院の治しかた』は、倒産寸前だった病院の再建に院長(小泉孝太郎)が挑む姿を、『心の傷を癒すということ』は、日本におけるPTSD(心的外傷後ストレス障害)研究の先駆者となった精神科医(柄本佑)の活動を、ヒューマンなタッチでつづっていく。

連続性が生きているミステリー&刑事ドラマ

人気ジャンルのミステリー&刑事ドラマでは、1話完結の面白さもあるが、今期は連ドラらしい、続きが気になる作品が多い。『10の秘密』(フジテレビ系)は、タイトルの通り"秘密"がキーになるサスペンス。シングルファザーの圭太(向井理)は、一方的に離婚を通告してきた妻に出ていかれた後は、娘のことだけを考えて生きてきた。その14歳の一人娘が誘拐される事件が発生。娘を取り返そうとする圭太の前に、周囲の人々だけでなく、良好な関係を築けていると思っていた娘の嘘が立ちはだかる。次々と明かされる秘密によって、物語は予想外の展開に。復讐劇の『銭の戦争』(15年)や『嘘の戦争』(17年)でも、ハラハラする内容で視聴者を引きつけた脚本家・後藤法子による作品。

マンガ原作の『テセウスの船』(TBS系)は、謎解きとタイムトラベルを組み合わせた、壮大なミステリー。平成元年に起きた連続毒殺事件の犯人の息子として育ってきた田村心(竹内涼真)が、事件直前にタイムスリップしてしまう。事件を未然に防ごうとする彼は、正義感あふれる警察官の父と接し、「本当に父親が犯人なのか?」と疑問を抱くように。やがて驚愕の事実を知ることとなる。

このほかミステリーでは、小説原作の『ハムラアキラ~世界で最も不運な探偵~』(NHK総合)と、『アリバイ崩し承ります』(テレビ朝日系)もドラマ化。『ハムラアキラ』は、女性探偵(シシド・カフカ)の活躍をハードなタッチで描き、『アリバイ崩し承ります』は、時計屋の女店主(浜辺美波)と警察キャリア(安田顕)がコンビとなり、鉄壁のアリバイのほころびを探していく。

刑事ものの新作では、『ケイジとケンジ 所轄と地検の24時』が登場。新人の刑事・仲井戸(桐谷健太)と検事・真島(東出昌大)が手を組むというこれまでになかったパターンで、2人は『トムとジェリー』ばりに仲良くケンカしながら難事件にぶつかっていく。

シリーズものでは、刑事ドラマ『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』(フジテレビ系)の第4弾がラインアップ。ビッグデータを解析して事件を防ぐ「未然犯罪捜査班」が新たな案件に挑む。今回は大規模なテロ事件のてん末を、全話を通して描く。

大石静のお仕事ものなど強力オリジナル作が登場

オリジナル作品の注目は、水曜22時のお仕事系ドラマ『知らなくていいコト』(日本テレビ系)だ。同じ枠で放送された『家売るオンナ』(16年)と『家売るオンナの逆襲』(19年)が、平均視聴率で11%を超えるヒットとなった、ベテラン脚本家・大石静による新作。政治家の不正から芸能人のスキャンダルまで、スクープを狙ってバリバリ働く週刊誌の女性記者が、自分の出生と父の秘密に迫り、"知らなくていいこと"にぶち当たる。自分に関する真実にどう立ち向かうかを、リアルに描く。『正義のセ』(18年)や『わたし、定時で帰ります。』(19年)など、近年は働く女性にはまり役の多い吉高由里子が主演する。

このほか、前述した林宏司の『トップナイフ』や後藤法子の『10の秘密』もオリジナル作として話題。『ケイジとケンジ』は、『HERO』(01年~)や『ガリレオ』シリーズ(07年)で知られる福田靖の作品。平均視聴率21.4%と成功を収めた、NHKの朝ドラ『まんぷく』(18年)以来の連ドラ執筆となる。

竹内涼真、上白石萌音らがGP帯連ドラに初主演

映画では主演経験がある旬の顔ぶれが、今期は続々とGP帯(ゴールデン・プライムタイム、19~23時)の連ドラ初主演を果たしている。TBSの看板枠である「日曜劇場」の『下町ロケット』(15年、18年)や『陸王』(17年)などで実力をつけてきた竹内涼真は、同枠で放送される『テセウスの船』で、熱く純粋な心を持つ主人公を演じている。アニメ映画『君の名は。』(16年)や音楽活動など声の仕事も含め、表現力に定評のある上白石萌音は、『恋はつづくよどこまでも』で作品の真ん中に立ち、仕事にも恋にも真っすぐで、"勇者"と呼ばれる愛されキャラの看護師役を演じている。

『今日から俺は!!』(18年)と『あなたの番です』(19年)でそれぞれ飛躍した清野菜名と横浜流星は、同じ日曜22時30分の枠で放送される『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』(日本テレビ系)に、ダブル主演として登板。このほか、個性的な脇役を演じることが多かったシシド・カフカが、『ハムラアキラ』で初めて主演している。

1話ごとに脚本家を交代、23時台ではユニークな試み

23時台ではユニークな作品が誕生。岡田結実主演のコメディ『女子高生の無駄づかい』(テレビ朝日系)は、演劇界で一目置かれる新進気鋭のクリエイターを大量投入。『トクサツガガガ』(19年)が評価された田辺茂範(劇団 ロリータ男爵)や、『毒島ゆり子のせきらら日記』(16年)で向田邦子賞を受賞した矢島弘一(劇団 東京マハロ)らが毎話交代で脚本を執筆している。

『伝説のお母さん』(NHK総合)は、ゾンビ、腐女子、地下アイドルと、エッジの効いた題材の作品を制作してきた「よるドラ」枠の新作。前田敦子ふんする新米ママの子育て奮闘記となるが、前田の設定は"魔法使い"、舞台はRPGの世界と、異色な内容となっている。

(ライター 内藤悦子、田中あおい、松下光恵)

[日経エンタテインメント! 2020年2月号の記事を再構成]

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