パートと自営兼業の妻 年金と家計改善した働き方とは家計再生コンサルタント 横山光昭

写真はイメージ=123RF
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「教育費に老後資金、親の介護費用をためたいが、どうしたらよいだろうか」という不安の相談に来られたパートのMさん(35)。夫(38)は会社員で安定収入がありますが、自分は独立して自営業を始めたばかり。自営業の部分の影響で収入が不安定になってしまい、何とかパート収入を得て安定を図ろうとしています。収支だけ見ると毎月黒字でやりくりできているように感じているそうですが、全く貯金が増えていないことを気にしています。

Mさんがお金をためなくてはいけないと思うのは、今、保育園に通う子どもが2人(2歳、4歳)いるので、まずはその子たちの教育資金をためたいからです。さらに、結婚当初お世話になり、恩を感じている夫の母に介護が必要になったときの費用、そして自分たちの老後資金も用意しておきたいと話します。マイホームも欲しいとは思っているそうですが、年を取ったら夫の母の家に移り住む予定なので、そこは無理をしない考えです。

Mさんが希望するようなお金をためるために、どういった支出が削減できるのか、支出状況を伺いました。

つけるだけで終わっていた家計簿

家計簿は手書きで長年つけ続けているそうです。ですが、恐らくつけているだけで終わってしまっていたのでしょう、毎月の支出が合計いくらになるのかという把握が全くできていません。せっかく支出が記録されているのに、もったいない話です。どうして黒字だと思っていたのかと聞くと、年末の銀行口座にお金が少し残っていたからと話します。

ただ、その「残っていたお金」は少なかったということですから、もしかすると家計は慢性的に赤字の状況なのかもしれません。記録されている家計簿を集計しながら、家計状況を把握していくことにしました。

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