「ものぐさ生活」がたまらない リラックスグッズ7選
寒い季節は、お茶をくみに行く、トイレに行くなどのちょっとしたことでもおっくうになりがちだ。少しでも温かい場所から離れたくない人、どこに行っても温かい、快適な状態を維持したい人向けにものぐさを加速させる便利アイテムを紹介したい。
たっぷり大容量、いつまでも冷めないタンブラー
真空断熱タンブラー/ROD-001(税込み3300円)
https://www.thermos.jp/product/detail/rod-001.html
冬場は、温かいお茶やコーヒーもすぐに冷めてしまう。サーモスの「真空断熱タンブラー/ROD-001」は、雪山でも冷めないステンレス保温ボトルのノウハウをつぎ込んで熱々のコーヒーがなかなか冷めない構造に仕上げたものだ。95度のお湯を入れて室温20℃の部屋に6時間置いておいても61度以上の温度をキープする。肌寒いくらいのキャンプ場で寝る前に入れた熱々のコーヒーが、朝起きたときに、まだ気持ちよく飲めるほどの温かさを保っている。
飲みごろの温度を逃すと残念な気持ちになるが、このタンブラーを使えばそういうことも減るだろう。0.47リットルの容量は片手で持って飲むマグとしては大容量で長く味わえる。蓋の内側にフックがあり、ティーバッグをつるせるなど細かな部分が便利で、一層ものぐさが加速しそうだ。
温かくリラックスできるリカバリーウエア
リポーズスウェットクルー(C3fit/メンズ)(税込み1万3200円)
https://www.goldwin.co.jp/goldwin/ec/pro/disp/F/3F79111
リポーズスウェットパンツ(C3fit/メンズ)(税込み1万3200円)
https://www.goldwin.co.jp/goldwin/ec/pro/disp/F/3F79131
スポーツやトレーニングなど活動中は筋肉や関節をサポートし、ときには圧力を加えてパフォーマンスを出すウエアが増えてきている。その反対にトレーニングやアクティビティーを終えて休息、リラックスするために着用するリカバリーウエアが登場した。
ゴールドウインのブランド「C3fit」の「リポーズスウェット」は、体から出る赤外線を放射する「光電子繊維」を使用することで、安静時に体温を下げない仕組みを持つ。自分から発散される遠赤外線で保温するので暑すぎず適度に体温が維持され、快適な温もりを維持できる。
さらに、肌触りが良い糸、織りを採用することで着心地も向上。ゆったりとしたつくりとあいまってリラックスできる。目をつむったらすぐに眠ってしまいそうだ。
冬に負けない究極のパジャマ「もちはだ」
もちはだルームウェアHAORI(税込み1万5180円)
https://www.mochihada.co.jp/fs/mochihada/mhm-006
もちはだルームウェアPANTS(税込み1万4300円)
https://www.mochihada.co.jp/fs/mochihada/mhm-007
寒い冬の朝はどうしても布団から出たくないという気持ちになるのは、温かさがこもった布団から出ると急に体温が奪われるからという面もある。「もちはだ」は、パイル生地と起毛生地の良い部分を取り入れた2重の空気層を形成する生地で温かさを確保する。
深いフードでアイマスクのように目元までかぶることができ、首元まで覆える襟、幅広で柔らかいゴムを使用したウエスト、ストレッチ性のある生地の編み方などで、寝苦しさを抑え、深い睡眠をサポートする。
さらに、そのまま部屋着として過ごしたり、コンビニに買い物に行ったりする程度であれば着ていけるデザインなので、休日は着替えずに1日中このままで過ごす、ということにもできる。
クラウドファンディングサイト「Makuake」でテストマーケティングを行った結果、目標の20倍を超える金額を集めたことで一般販売となった経緯があり、サイズによっては補充しても品切れになる人気アイテムということだ。
自分だけの快適空間を作って引きこもれる
ベッドdeテント(税込み4980円)
https://www.thanko.jp/shopdetail/000000003435/
毛布や布団を追加しても寒い、というときは、部屋全体の温度が下がっていることが多い。一方で寝ている間ずっと暖房をつけっぱなしにするのは抵抗がある人が多い。サンコーレアモノショップの「ベッドdeテント」は、ベッドの上に展開して長方形の空間をつくることができる簡易テントだ。寝そべる長さと、体を起こすくらいの高さという狭い空間なので、部屋が寒くてもテント内は温かさを保つことができる。
さらに日光や蛍光灯の光を遮り、適度な明るさにしてくれるので昼寝にもピッタリだ。ファスナーを締めることで遮音性も向上する。狭い空間ということは、手の届くエリアにスマートフォンやペットボトルなど必要なものが全てそろっている環境でもある。
家族で暮らしていても一人で過ごしたい時間は誰しもあることだろうが、引きこもったまま出てこないということにならないように注意したい。
入ったままトイレに行けるものぐさシュラフ
洗える人型シュラフ(寝袋)180(税別2万円)
https://www.captainstag.net/products/UB-11.html
冬のキャンプは寒さとの戦いだ。せっかくテントの中の空気も温めて、温かい寝袋に潜り込んだのだから、トイレに行くのもギリギリまで我慢したくなる。そんな寒い季節のキャンプ用に作られたのがキャプテンスタッグの「洗える人型シュラフ(寝袋)180」だ。
手足が動くので寝袋に入ったまま歩くのが容易なほか、手足の部分がファスナーで開くので靴を履いてトイレに行くなどの際も温かさを保ったまま行動できる。
そんな寝袋を家で使ったら、スマホも操作できる上に食事やゴミ出しなどの作業までできてしまう。
アウトドアでの便利アイテムが、家ではものぐさアイテムになってしまう代表的なものだろう。
家でもアウトドアでもゆったり温か
ダウンハンテン(税別1万1000円)
https://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?product_id=1101494
日本の伝統的な防寒具といえば、はんてんだ。はんてんを着てこたつにあたってみかんを食べるのは日本の風物詩でもあった。そんなはんてんをアウトドアブランドがアレンジしたのがモンベルの「ダウンハンテン」だ。
650フィルパワーのダウンを使用し、表生地は撥水(はっすい)性を備え、アウトドアでの使用にも耐える。裏地は帯電防止加工で不快な静電気を軽減する。本格アウトドアでの使用というよりは、散歩やグランピングなどゆるめのアウトドアのほうが雰囲気としてもあいそうだ。
軽くて温かいので、自宅で使ったらコタツとあわせて手放せないアイテムとなるだろう。
コタツから極力出ないで済ます
収納付きコタツ(税込み2万4980円)
https://item.rakuten.co.jp/gekiyasukaguya/tbl500375/
冬場のコタツは至福の場所だ。一度入ったらよほどのことがない限り出たくない、人をダメにする日本伝統のアイテムと言える。そんなコタツに収納をつけてダメ度をマックスにしたのが「収納付きコタツ」だ。
開発のきっかけが、当時中学生だった息子さんが、「天板に収納できるコタツがあったらよいのにな」とつぶやいたことから生まれたという、ものぐさのためのコタツだ。
テレビのリモコンや雑誌、勉強道具などを入れておいたり、食事などの際はいったんしまって天板に配膳するなど可能な限り動かずにコタツで過ごすことに機能が注がれている。人類はまたダメな方向に進化をしてしまったと言える。
(ライター 戸津弘貴)
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