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写真はイメージ =PIXTA

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出世するためには変化を受け入れることが重要です。では、変化を受け入れた人は最初になにをするのでしょう? 自分は変わることができた!ということの広言でしょうか? いえ、変化を受け入れ成長する人は、別の行動を取っているのです。それははたから見ると大したことのないことに見えたりします。

変化をポジティブにとらえるだけの人たち

かれこれ3年ほどになるこちらの連載でたびたびお伝えしていますが「変化をポジティブにとらえる」ことが、今の時代で出世するための要因に他なりません。前々回の記事「定年の日に固まらない 人事変革に勝つ社員5つの行動」にも書きましたが、人間は本能的に変化を嫌います。だからこそ、変化を嫌っていてもよいから、そこから自分で考えて行動すれば、変化を乗り切れるようになるわけです。

さて、なんどもそんな話をしていると「ようやくポジティブになれました!」という報告を受けることがあります。けれども実は、その報告自体に「本当に大丈夫?」と思ってしまうのです。

私はこんなにポジティブになれた!

これまで悩んでいたけれど、変化に対して前向きになれた!

そんな話をSNS(交流サイト)にアップしたり、周囲の人に話す人がいるのですが、それは果たしてポジティブな行動でしょうか。

メディアの記事を広めることは気づきではない

前述の記事で書いたように、人は変化に直面したときに3つのステップで行動します。

第1のステップは「現状否認」です。

こんなことは現実ではない。私に起きるわけがない。

第2のステップは「思考停止」です。

この段階で多くの人はマイナスの感情にとらわれます。悲しみや憎しみ、怒りなどです。

この状態の人たちに、前述のような記事を読んでいただくと、何が起きるか。

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