その3.「正しくきれいに歩く」は最高のワークアウト

3つめは、正しい歩き方で歩くことです。歩き方が整うと、腹部、腰骨回り、臀部(でんぶ)の筋肉をよく使うようになりますので、それだけでも体形が引き締まります。スタイルが本当に変わる人もいます。私もウオーキングを最初に習ったときは、「あれ?」と自分でつぶやいてしまうくらい変化がはっきりわかったものです。

正しい歩き方だと腹部、腰骨回り、臀部の筋肉をよく使うようになり体形が引き締まる(写真はイメージ)=PIXTA

きょうから気をつけていただきたいポイントがあります。第1に姿勢です。首が前に出ていたり、おなかが前に出ていたりしていると正しい歩き方になりません。それから骨盤が立っていることも大事です。「立つだけダイエット」でぜひ毎日慣れてください。美しく正しく歩いている人を、ちょうどいいところで静止画にすると、全身がほぼ1本の線になるように片足に重心が乗っている様子になっています。立っているだけと違うのは、もう一本の片足が後ろに出て、地面を軽く蹴っているような様子であることでしょう。この静止画を連続させるつもりで歩くと、雰囲気が変わります。

第2はヒザです。地面に足がついているとき、その足のヒザはピンと伸びていなければなりません。ここでヒザが曲がっていたりふにゃふにゃと曲がりやすい状態になっていると、正しい歩き方にならないのです。杖(つえ)のことを考えるとわかるでしょう。足が悪いときに杖を代わりに使いますが、その杖が途中で曲がっていたり、ふにゃふにゃと曲がりやすくなっていると、うまく地面につくことができず、しっかり歩けません。地面につけるときの足はまっすぐな杖のつもりで伸ばすようにしてください。

第3は足ではなく腿(モモ)の付け根の辺りを使って歩いている想像をしながら歩いていただくことです。これがいちばん腹筋や腰回りの筋肉、臀部の筋肉を使います。ここまでのことを完璧に守ることを目指して歩いていただくと、これだけでかなり身体を使う良いワークアウトです。100メートルでも50メートルでも、「よし」と思ったら歩く、日常的にこのように歩くことにトライしていただけるとうれしいです。

いかがでしょうか。日常習慣に持ち込んでカッコよくなる3つのことをお伝えしました。この3つ、実践して姿勢や歩き方が整うと、ぱっと遠くから見た感じも違ってきます。例えばデートでの待ち合わせ、女性をともなって歩くとき、持っている雰囲気が上質の男性の雰囲気になるはずです。ジムになかなか通えない人は、こういった日常習慣を使ってください。ジムに行ってがんばっている方も、併せて取り入れていただければ、精悍(せいかん)さに頼りがいがあるイメージになれると思います。

その1から順番に取り入れていただくと、ステップアップしていけますので、実行しやすくなります。きちんとおこなっていただければ、冬休みのゆるみがなくなるのはもちろん、見た目の雰囲気づくりにも効果があります。ぜひきょうから始めて、「できる男」の印象をキープ、そしてグレードアップしてください。

丸山ゆ利絵
 ホテル西洋銀座やアークヒルズクラブなどを経て2010年、経営者などに「ふさわしい存在感」の演出方法を助言するコンサルティング会社、アテインメンツ(大阪市)を設立、代表に就任。15年、ビジネスマンに正しいスーツの着方を指南する「スーツ塾」を開講。 著書に「『一流の存在感』がある人の振る舞いのルール」(日本実業出版社)など。

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