定年後は余生じゃない 第二の人生の挑戦、幸せ左右年始にあたって4つの計(4)

写真はイメージ=123RF
写真はイメージ=123RF

今月のマネーハックは人生とお金のグランドデザインがテーマで、これまで働き方・キャリア、資産形成、幸せ・生きがいを取り上げてきました。最後はセカンドライフについて考えてみたいと思います。

人生100年時代において、私たちが漠然と迎えるべきではないのがセカンドライフです。では、どのようなデザイン(設計)が必要でしょうか。

リタイア後の時間、「余生」ではなく「セカンドライフ」

私たちは「長生きへの経済的備え」より「早く死んだときの経済的備え」のほうを意識しがちです。しかし65歳までに亡くなる人より、生きて65歳を迎える人のほうが圧倒的に多いのは厳然たる事実です。

そしてリタイア年齢(65歳)まで生きていた人は、その後の人生の時間(平均余命)が男性は約19.7年、女性は約24.5年と国の統計で分かっています。

つまり、65歳時点で孫の誕生に出会えたとしたら成人式は見ることができる可能性が十分にあり、うまくいけばひ孫の顔を見られるということです。それが今の長寿社会なのです。

さて、あなたはリタイア後のたくさんの時間を「余生」と考えるでしょうか。

かつては定年後の人生を余生とよく言いました。時代劇では家督を譲った年寄りはご隠居と呼ばれます。離れにある小さな家に住んで、死を迎えるまでの短い時間を過ごすというイメージです。

しかし20年(以上)もあるのであれば、これはもう「セカンドライフ」、文字通り「第二の人生」と考えるべきです。定年後の時間をセカンドライフと考えるか、残されたわずかな時間と考えるかは、心構えとして大きな違いです。

100年人生に対して懐疑的な意見を述べる人はおそらく「余生」のイメージです。しかし同じ時間をセカンドライフと考えられる人は、楽しい期間として捉えることができるでしょう。

近づくキャッシュレス社会
ビジネスパーソンの住まいと暮らし
注目記事
次のページ
経済的準備は現役時代のラストテーマ
近づくキャッシュレス社会
ビジネスパーソンの住まいと暮らし