「糖質制限」をおいしく手軽に 最新調理家電4選
寒い冬から花粉が飛び交う春へ。この季節は外出する機会が減り、「つい食べ過ぎてしまって」という人も多いのでは? このタイミングで食生活を見直してはどうだろう。健康法のひとつとして注目されている「糖質制限」が、手軽にできる調理家電を4つ紹介する。
糖質87%オフのホームベーカリー/ツインバード
ツインバード工業は2017年4月に、ブランパン専用モードを搭載したホームベーカリー「ブランパンメーカー」を発売した。材料にブランと呼ばれるふすま(小麦の外皮)を使ったブランパンが焼けるホームベーカリー。ブランパンは通常の食パンに比べて80%以上糖質が少ないうえ、食物繊維やたんぱく質、ミネラルなどの栄養素を豊富に含んでいる。同社によるとブランパン専用モード搭載は業界で初めてだったという。
ブランパンメーカーは近年の糖質制限ブームもあってコンスタントに売れ続けている一方、ブラン独特の味やパサついた食感から「食べにくくて続かない」という声も多かった。そこで、よりおいしく焼けるように改良したのが、今年1月発表の「Take bran!ブランパンメーカー BM-EF36W」。粉と水の分量、こね・発酵時間、温度等を研究し、旧モデルより気泡が少なくて口当たりがよく、しっとり感がアップしたという。
メニューはブランパンのほか、通常の小麦粉を使った食パンやごはんパン、ピザ生地やもち、甘酒など18種類。食べ続けられるように、ブランパンを使った2週間の「低糖質朝ごはん」レシピブックが付属する。材料のブランパンミックス(1斤分200グラム×3個)は同社公式オンラインストアで販売している。1200円(税抜き)。
低糖質「とらひめ」が炊ける炊飯ジャー/タイガー魔法瓶
タイガー魔法瓶の「<炊きたて>とらひめ JPE-A10ZK」は、同社が開発した米粒状加工食品「とらひめ」が炊ける炊飯ジャー。「とらひめ」は原料にタピオカやこんにゃくなどを使用しており、白米茶わん1杯分(130グラム)と比較して糖質約47%、カロリー約50%抑えられる上に、食物繊維は約8倍。同社によれば「食感がよく、米を食べているようなかみ応えもあり、無理なく低糖質メニューを続けやすい」という。
「とらひめ」の炊飯時間は75~85分。「とらひめ」を炊飯しない場合は通常の炊飯ジャーとして使え、白米のほか麦めし・玄米・雑穀米コースといった健康メニューも備える。
ごはんの糖質を減らす炊飯ジャー/山善
山善の3合炊きの炊飯ジャー「糖質を減らせるマイコン炊飯器 YJF-M30CC」は、炊飯時にごはんの糖質が減らせる「減糖コース」を搭載。穴のあいた特殊な内釜で炊飯することで、1合あたり糖質約7.7g(角砂糖約2個分)減らせる。「栄養素を豊富に含むごはんなどの主食を完全に抜くのではなく、ごはんの糖質を減らしておいしく糖質制限を続けられる」炊飯器として開発したという。
糖質を減らした減糖ご飯は0.5~1.5合まで炊けるほか、穴あき釜を外せば通常の炊飯器として3合まで炊飯が可能。また穴あき釜を使った肉や魚、野菜などの蒸し料理にも対応し、糖質制限ライフをサポートする。
ハンドブレンダーで野菜ヌードル/ブラウン
野菜を細長くカットして、麺やパスタに見立てた「野菜(ベジ)ヌードル」も糖質制限の定番メニューの一つ。ブラウンのハンドブレンダー「マルチクイック5 ヴァリオフィット ハンドブレンダー MQ5064」は、付属の野菜ヌードル用アタッチメント「スパイラライザー」を使って、ズッキーニやダイコン、サツマイモなどの野菜を細長くカットできる。
21段階のスピード調節機能を搭載。モーター回転数は、ターボ運転時で1万3800回転/分とパワフル。野菜ヌードル以外にも「つぶす」「混ぜる」「刻む」「砕く」の機能を備え、スムージーやスープなどが簡単に作れるほか、肉や魚、ナッツなどのみじん切り、氷の粉砕など、調理の下ごしらえも簡単にできる。
白物家電・美容家電を中心に、暮らしにまつわるモノやコトを幅広く取材、執筆するフリーライター。リアルな主婦目線で、日々の家事が楽しく快適になる家電の取り入れ方を積極的に発信する。
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