――間宮さんが智美と重なる部分というのは?

間宮 作品の中で薫が智美に憧れる要因のひとつとして、智美は「僕はどこから」ということを考えない人間だっていうのがあると思うんです。それは自信でもあり、あきらめでもあり。そういうところが自分にもあって。自分の現状は自分以上でもないし、以下でもない。智美の楽観的にも悲観的にもならないところは似ているなぁと思います。自分ができることはできるって自信を持って言えるけど、できないこともできないって断言できますし。「そういう自分って?」と考える前に「自分でいる」みたいなところは似ているんじゃないかなと思います。

――撮影を通して、お互いに何か感じたことはありますか?

中島 『弱くても勝てます~』のときは二宮(和也)さんが主演だったので、プレッシャーはなかったんです。でも『水球ヤンキース』のときは僕が主演だったから、間宮にいろいろ相談をしていて。「どうしたらいい?」って聞いたらちゃんと真摯に答えてくれるし、すごく頼れる存在だったんです。で、僕の中では今もそのときの関係値が変わっていなかったので、今回の作品ではちゃんと自分でいろいろと考えて、成長したところを見せたいなという思いがありました。だからあまり間宮には頼らないようにしようってことを心がけていましたね。

間宮 それは初耳。

中島 自分でもしっかりやっているつもりなんですけど、やっぱり僕は役者一本ではないので。役者一本でやられている役者さんは覚悟が違うと思いますし、常に敬意を持つようにしているんです。だから"役者・間宮祥太朗"と久々に対面すると、驚かされることもあるし、台本の細かいところにも気づく繊細さは刺激にもなりました。相変わらず頼りになるし、カッコイイなという目線で見ていました。

間宮 いきなり言われると照れますね(笑)。でも、裕翔の頼りがいのあるところは今回、さらに増しているなって感じていて。優しくて気づかいができて、愛嬌(あいきょう)があったりするところは変わらないんですけどね。さっき役者一本って話があったけど、一本ではないからこそ役者以上の心意気を感じることがあります。

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『僕はどこから』は2020年1月8日(水)深夜0:12からテレビ東京で放送開始。放送終了後には動画配信サービス「Paravi(パラビ)」でも配信される。互いの成長を感じ、信頼し合っている中島と間宮。そんな2人が劇中でバディを組み、どんな絆を見せてくれるのか、期待が高まる。

(C)「僕はどこから」製作委員会

[PlusParavi(プラスパラビ) 2019年12月29日、28日付の記事を再構成]

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